女子日本代表:金メダルへの挑戦「ずっとがんばってきたおかげで自信を持ってコートに立つことができています」宮崎早織選手
落ち着いてゲームをコントロールする宮崎早織選手 【© Japan Basketball Association.】
東京大会での銀メダリストであり、その後の恩塚ジャパンですべての大会に出場し続けてきたのは#32 宮崎早織選手と#88 赤穂ひまわり選手の2人だけです。銀メダリストとして先発で起用された赤穂選手ですが、最終メンバーが発表されたときは「ホッとしてるのとうれしい気持ちが大きいです」と安堵し、それだけ厳しい選手選考だったことがうかがえます。
恩塚亨ヘッドコーチが求めるバスケを「理解できていなければ、その質も全然違います」と赤穂選手は話し、3年間積み上げてきたことでようやく成果が実りはじめました。「少しでも理解できていないプレーがあれば、すべてがうまくいかなくなるようなバスケです。みんなで突き詰めて、さらにクオリティーを高めていきたいです」とヨーロッパ遠征中も課題を洗い出しながら完成形を目指しています。
東京大会でのプレータイムは平均約7分弱。準々決勝のベルギー戦では出番を与えられなかった宮崎選手ですが、恩塚ヘッドコーチ体制になってからは先発を任され、信頼を勝ち取りました。赤穂選手と一緒に選ばれ続けてきましたが、「試合中は相手の動きに対してどう動けば良いかを、すべて頭に叩き込んでおかなければいけないのですごく難しく、大変なこともあります」とチームをコントロールするポイントガードにとって容易ではありません。しかし、トライ&エラーを繰り返しながら共通理解が深まりつつある今は、「相手の裏をかけるプレーばかりになるのではないかと思っています。本番までにしっかり頭に叩き込んで、ポイントガードとして仕事を全うできるようにしたいです」と宮崎選手も集大成を楽しみにし、期待していました。
チームのコンセプトである「走り勝つシューター軍団」に対し、「シューターではないですが…」と声を揃える2人。それぞれに特徴があり、宮崎選手は「走り勝つ部分では体力もスピードも自信はあります」と言えば、赤穂選手も「走り勝つ部分にはフィットできている思います」と脚力を武器に金メダルへ挑戦します。
ポイントガードには、ベテランの#12 吉田亜沙美選手や#13 町田瑠唯選手が選出され、「私がそこまでコントロールをしなくても、先輩たちがいてくれる分、ひまわり選手と一緒に思いっきり走ってかき回して、速くておもしろいバスケを見せられるようにしたいです」と宮崎選手はスピードでファンを魅了します。赤穂選手も「オフェンスではがんばって先頭を走り、ディフェンスでは足を動かしてしっかりローテーションできるようにしたいです」と続け、ともに攻守に渡って「走り勝つ」部分を担います。
銀メダル獲得後の3年間、FIBA女子ワールドカップ2022は決勝トーナメントへ進めず9位に終わり、FIBA女子アジアカップ2023では中国に6連覇を阻まれ、悔しい結果も多かったです。宮崎選手は前回大会も「ほとんど試合には出られず、コートに出ていくみんなにがんばって欲しい想いと、悔しさがありました」というのが正直な気持ちです。それを払拭できるのも同じ世界最高峰の舞台であり、今大会へ笑顔で挑みます。
「この3年間、パリオリンピックに出ることを目標にずっとがんばってきたおかげで、自信を持ってコートに立つことができています。以前は緊張したり、焦ったりしてしまうことが結構ありました。でも今は、しっかり自分のやるべきことをコート上で表現できていると思います」
恩塚亨ヘッドコーチが求めるバスケを「理解できていなければ、その質も全然違います」と赤穂選手は話し、3年間積み上げてきたことでようやく成果が実りはじめました。「少しでも理解できていないプレーがあれば、すべてがうまくいかなくなるようなバスケです。みんなで突き詰めて、さらにクオリティーを高めていきたいです」とヨーロッパ遠征中も課題を洗い出しながら完成形を目指しています。
東京大会でのプレータイムは平均約7分弱。準々決勝のベルギー戦では出番を与えられなかった宮崎選手ですが、恩塚ヘッドコーチ体制になってからは先発を任され、信頼を勝ち取りました。赤穂選手と一緒に選ばれ続けてきましたが、「試合中は相手の動きに対してどう動けば良いかを、すべて頭に叩き込んでおかなければいけないのですごく難しく、大変なこともあります」とチームをコントロールするポイントガードにとって容易ではありません。しかし、トライ&エラーを繰り返しながら共通理解が深まりつつある今は、「相手の裏をかけるプレーばかりになるのではないかと思っています。本番までにしっかり頭に叩き込んで、ポイントガードとして仕事を全うできるようにしたいです」と宮崎選手も集大成を楽しみにし、期待していました。
チームのコンセプトである「走り勝つシューター軍団」に対し、「シューターではないですが…」と声を揃える2人。それぞれに特徴があり、宮崎選手は「走り勝つ部分では体力もスピードも自信はあります」と言えば、赤穂選手も「走り勝つ部分にはフィットできている思います」と脚力を武器に金メダルへ挑戦します。
ポイントガードには、ベテランの#12 吉田亜沙美選手や#13 町田瑠唯選手が選出され、「私がそこまでコントロールをしなくても、先輩たちがいてくれる分、ひまわり選手と一緒に思いっきり走ってかき回して、速くておもしろいバスケを見せられるようにしたいです」と宮崎選手はスピードでファンを魅了します。赤穂選手も「オフェンスではがんばって先頭を走り、ディフェンスでは足を動かしてしっかりローテーションできるようにしたいです」と続け、ともに攻守に渡って「走り勝つ」部分を担います。
銀メダル獲得後の3年間、FIBA女子ワールドカップ2022は決勝トーナメントへ進めず9位に終わり、FIBA女子アジアカップ2023では中国に6連覇を阻まれ、悔しい結果も多かったです。宮崎選手は前回大会も「ほとんど試合には出られず、コートに出ていくみんなにがんばって欲しい想いと、悔しさがありました」というのが正直な気持ちです。それを払拭できるのも同じ世界最高峰の舞台であり、今大会へ笑顔で挑みます。
「この3年間、パリオリンピックに出ることを目標にずっとがんばってきたおかげで、自信を持ってコートに立つことができています。以前は緊張したり、焦ったりしてしまうことが結構ありました。でも今は、しっかり自分のやるべきことをコート上で表現できていると思います」
攻守に渡って脚力を武器に活躍する赤穂ひまわり選手 【© Japan Basketball Association.】
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