「生き方は選べる」モンテディオ山形・岡﨑建哉クラブコミュニケーターの歩み
「生き方は選べる」モンテディオ山形・岡﨑建哉クラブコミュニケーターの歩み
【©MONTEDIO YAMAGATA】
クラブコミュニケーターに就任し、はや7ヶ月が経ちました。改めて自分が知らないことはこの世に山ほどあり、自分の歩んできた一本の道しかしらないのは嫌だなと思う毎日です。だからこそ色々な人の考え方や、想いを知り、学び続けていきたいなと思っています。 今回は、いま、僕が行なっている「ケニーが行く!夢を実現できる自分になる」で感じたことを書かせていただきます。
新たなチャレンジ
この日、僕は34歳の誕生日を迎えました。今までの誕生日のワクワク感とは違い、緊張と葛藤で張り裂けそうな気分で朝目を覚ましました。そしてこの日は、僕にとって忘れられない一日になりました。
2024年5月31日 僕がいた場所は山形少年鑑別支所
「ケニーが行く!~生き方は選べる~」
今までのケニーが行く!とは違う環境、状況での取り組みを行いました。 5月初旬、鑑別所での取り組みが決まり、猛烈な不安に襲われました。何か物事を行うときサッカーでも会社でも準備をし、その状況を頭でイメージし整理する。それは当然のことだと思う。だけど今回の鑑別所での対話に関しては、いくら頭で想像しても何一つ描けませんでした。サッカーボールを蹴り続けていた自分に何が伝えられるのだろう?自分に何が出来るのだろうか?考えれば考えるほど何もでてこない日々を過ごしていました。
挑戦してみて自分の肌で感じる
大人になると知恵がつき、頭で考えすぎて行動することを辞めてしまう。子どもの時は、自分はなんでもできると、なぜか湧き出てくる自信に支えられ挑戦し、失敗することを怖がらずに過ごしてきたと思います。この繰り返しで僕も成長してきました。自分にはできないと決めつけると、その先の物事は何も起こらない。どんな状況でもやってみる。そう考えないと未来は切り開けない。まずは挑戦してみて自分の肌で感じること。これはサッカーで学んできたことです。
そんな思いが心にありながら、自分に本当にできるのか?と自問自答し、前日の夜も緊張のあまりほとんど眠りにつけず…
※サッカーの試合前よりも寝れませんでした(笑)。
この不安は当日対面するまで続きました。
当日は1対1の対話形式で行われました。概要は(1時間の対話・1時間一緒に運動)約2時間。対面し始めて向き合ったときに、きれいな言葉はいらない。心の底から対話しないと伝わらないと感じました。モンテディオ山形としての取り組みではなく、一人の人間として向き合うと心に誓った。
生き方は選べる
何を食べ・誰と会い・誰から学び・どうやってこれから過ごしていくのか?これらのすべては自分で選べると思います。親や先生や周りの人が自分の人生を決めるわけではない。いつもどんな時も、やるやらない好き嫌いの最後の決断はいつも自分。だからこそ、自分の人生に責任がでる。想いが詰まったこの「生き方は選べる」と言う言葉が僕は大好きです。
僕は今34歳で、何かを成し遂げたわけでもなく、大きなこと言える立場ではないことは自分でも理解しています。だけど今回の対話で、自分で選ぶ大切さをどうしても伝えたかった。なぜなら僕自身も今までの人生で多くの決断をし、ここにいさせてもらっているからだ。その中で、沢山の人と出会い成長させてもらい多くの学びの日々を今も過ごさせていただいているから。
「生きる力をいただいた。」
「生きる力をいただいた。」
緊張し、心が張りつめていた中、全身の力が抜けたのがわかった。今回の交流が少しでも心に残り、これからの人生のきっかけになってくれたら嬉しいなと思う。
【©MONTEDIO YAMAGATA】
終わったとき本当に挑戦してよかったなと思った。自分にはできないと思い込んで、失敗をおそれ挑戦することをやめていたら、出会えていない方は沢山いた。そして自分の成長をそこで止めていたと思う。挑戦し失敗し失敗で立ち止まらずそこから学ぶ。これからも挑戦する人生でありたい続けたい。
そしてその日の夜は、家族に34歳の誕生日を盛大に祝ってもらった。当たり前の日常などない。感謝の気持ちは常に。忘れられない一日を心からありがとう。
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