【ラグビー日本代表】ラグビー=格闘技! 強力FW擁する「レロス」と日本代表が7月13日 みちのく仙台で激突-ジョージア代表戦 見どころ-
ジョージア代表とはリポビタンDチャレンジカップ2018(2018年6月23日)以来の対戦 【🄫JRFU】
ジョージアの地力を疑う者はいない
ジョージア代表が残してきた結果は、それほど安定している。
ヨーロッパの第2グループ国で争うヨーロッパチャンピオンシップでは7連覇中。2000年から始まった同大会(当時は欧州ネーションズカップ)で16回目の優勝だった。
シックスネーションズで最下位になることが多いイタリアとの入れ替えを提案する声が特に大きくなったのは、2022年だったか。同年のジョージアは、イタリアを28-19、ウエールズを13-12と破る成績を残した。
RWC2023はプールCに入り、ポルトガルに引き分けただけで勝利を手にすることはできなかったが(他の試合はオーストラリアに15-35、フィジーに12-17、ウェールズに19-43)、依然、ジョージアの地力を疑う者はいない。
ぶつかり合う、組み合うことを好むことを好む国民性。高まる国内のラグビー人気
ぶつかり合う、組み合うことを好むことを好む国民性もあり、ラグビーも人気スポーツだ。特にロシアとのテストマッチにはいつも多くの観客が集まる。2017年に首都トビリシで開催されたヨーロッパチャンピオンシップの試合には5万5000人のファンが詰めかけ、2014年2月、RWC2015予選で激突した時には6万人がスタンドを埋めた。
RWCには2003年に初出場し、それ以降は毎回、RWC2023まで6大会連続で出場中。ノックアウトステージ進出はまだないものの、大会ごとに進化している姿を世界に発信している。2024年7月8日現在のワールドランキングでは13位だ(日本は12位)。
過去のRWCでは2015年大会の印象が強い。同大会では初戦でトンガとの肉弾戦を制し、17-10と勝利を手にした。ナミビアにも勝ち、プールCの3位となってRWC2019への出場権を手にした。
ちなみに、RWC2015でヘッドコーチを務めたニュージーランド人のミルトン・ヘイグは、のちに東京サントリーサンゴリアスで指揮を執った人。国内のラグビー人気は、RWC2015での代表チームの活躍もあり、さらに高まったようだ。
FW陣は依然として強力、近年はバックスが充実
そのブレグバゼの言葉が、ジョージアでのラグビーの位置付けを教えてくれる。「子どもたちがいちばん憧れているポジションはプロップ」ラグビー=格闘技の言葉は、この国では比喩ではなく真実だ。
今回来日するジョージア代表は、7月5日にフィジーと戦っている。ホームゲームながら12-21と敗れた。しかし、攻める機会が多かったのはジョージアの方だった。フィニッシュし切れないままフルタイムを迎えたものの、潜在能力の高さは伝わってきた。
この試合ではノートライに終わった同代表ではあるが、近年はバックスの充実が伝えられている。FWの結束の強さ、各プレーヤーの力強さ、ハードワーカーぶりは常に変わることがないだけに、高まっている攻撃力も威力を増す。
先のフィジー戦のWTBとして両翼を担ったダヴィト・ニニアシヴィリ、アカキ・タブツゼは、RWC2023でもトライを挙げた好ランナー。特にニニアシヴィリは、ラインブレイク数など個人スタッツでも大会の上位に食い込んだ。
チームを率いるのは、RWC2023後に就任したリチャード・コクリル ヘッドコーチだ。ジョージア初のプロフェッショナルクラブ、ブラックライオンの指揮官も務めている。同クラブはラグビーヨーロッパ・スーパーカップや南アフリカのリーグに参加し、代表チームの強化に大きく貢献している。
コクリルHCは現役時代、HOとしてイングランド代表キャップ27を獲得した。RWC1999にも出場している。引退後は各国のクラブでコーチ、HCを務め、イングランド代表のFWコーチ経験もある。
マオリ・オールブラックスとの2戦目にJAPAN XVが勝利し、日本代表も熱を受けている。
情熱的なジョージアは、エディー・ジョーンズHC率いるチームがテストマッチで初勝利を手にするのに簡単な相手ではない。
しかし、勝てば成長と自信を得られる時間になる。
【リポビタンDチャレンジカップ2024 日本代表 vs ジョージア代表】
会場:宮城・ユアテックスタジアム仙台
主催:公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会
主管:関東ラグビーフットボール協会、宮城県ラグビーフットボール協会
特別協賛:大正製薬株式会社
後援:仙台市
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ