【プレビュー】第21節水戸ホーリーホック戦に向けて

徳島ヴォルティス
チーム・協会
前節の千葉戦、勝負を分けたのは一瞬の隙だった。ロングボールから攻撃を展開してくる千葉に対し、前半は無失点で終えた。後半は一進一退の攻防。しかし66分、セットプレーの流れから一瞬の隙を突かれ、失点を喫する。追いつこうと前掛かりに攻めるも、ゴールネットを揺らせずに0-1で試合を終えた。
「我々としてはそういう隙を無くして勝点をしっかりと取っていかないといけない順位なので、次に向けて僕自身も律してやっていきたいと思います」と増田 功作監督は振り返った。リーグ戦では、横浜FC・ジェフユナイテッド千葉戦と力のあるチームとの対戦に、内容面では一定の手ごたえを感じた。しかし勝ち点3を得るためには、まだまだ自分たちの成長が不可欠であることを身を持って感じた。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

今節の相手は、水戸ホーリーホック。ヴォルティスは勝ち点22で15位、水戸は勝点21で16位と順位が近いチームとの対戦。水戸は勝利すれば順位が入れ替わるだけに、モチベーション高くくるだろう。
前回対戦は第4節、アウェイでの戦いだった。6分に渡 大生選手の得点で先制。その後追いつかれるも、試合終了間際に中野 桂太選手のFKからオウンゴールを誘発し今シーズン初勝利を掴んだ。
水戸は、第13節を終了して森 直樹監督が就任し、そこからは3勝1分3敗。森監督とは、内田 航平選手やブラウン ノア 賢信選手らが水戸在籍時に指導を受けている間柄だ。「森監督はとても明るい人です。守備の選手だったので、守備について指導していただきました」とブラウン ノア選手。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

水戸の戦い方について増田監督は「ターゲットになれる選手がいるので、切り替えの部分とセカンドボール、そして奪った後にしっかり落ち着いて味方に繋げることが自分達のリズムを作る上で重要なポイントだと思っています」と警戒する。また、ロングスローも多用してくるため、スローインを含めたセットプレーには注意が必要になるだろう。今週のトレーニングについても、切り替えや守備時のアラートさについては、増田監督から厳しい言葉が飛んでいた。
また、勝つためには得点が必須。2試合連続無得点が続いており、攻撃面の向上のため攻撃練習にも取り組んだ。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

第21節水戸戦、第22節長崎戦とホーム連戦。このホーム連戦を一つのきっかけにするためにも、まずは目の前の1戦に集中し、勝利を掴み取るためにチーム一丸となって戦います。

スタジアムでは「明治安田キーワードキャンペーン」などのイベントで皆様のご来場をお待ちしています。鳴門大塚・スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで共に戦いましょう!

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

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著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

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