【BOATRACE】まくり優勢の鳴門ヴィーナス 山下夏鈴や樋口由加里ら速攻派がカギ
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さて、戦いの火ぶたが切られた鳴門モーニング決戦だが、初日に舟券のカギとなったのはやはり"まくり"だった。鳴門は最近1年間(2023年5月13日~2024年5月12日)のまくり出現率が17.6%もあり、これは全国平均(15.6%)より2%も高い。初日はまくりが4本決まり、2Rの吉田彩乃の5コースまくりは3連単9万9560円、10Rの谷口佳蓮の4コースまくりは3連単1万6090円の高配当となった。どこからでもまくりが飛んでくるのが鳴門水面だ。今節はまくれる選手が舟券を沸かせ、V争いも沸かせる存在となってくるだろう。
今節出場メンバーのなかでの最近1年間のまくり1着本数ベスト10は以下のとおり。
1 山下 夏鈴(三重) 14本
2 樋口由加里(岡山) 13本
3 山崎小葉音(群馬) 12本
4 今井 裕梨(群馬) 11本
4 松尾 夏海(香川) 11本
6 中里 優子(埼玉) 10本
6 中澤 宏奈(東京) 10本★
6 後藤 美翼(東京) 10本
9 平田さやか(東京) 9本
10 山川美由紀(香川) 8本★
10 茶谷 桜(滋賀) 8本
※()内は支部
※★は今節初日にまくりで1着あり
1位は山下夏鈴(三重26歳)【冒頭の写真】で14本だ。伸び型仕上げのまくり速攻が武器。前節のびわこヴィーナスシリーズでは初日に5コースまくりを決めて勢いに乗り、優勝戦で4コースまくりを決めて栄冠を手にしている。近況好調なだけに今節も一撃を見せる可能性大だろう。
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3位は山崎小葉音で12本だ。山崎は最近1年間で3~6コースでの1着が10本あるが、その決まり手内訳はまくり9本、恵まれ1本で、差し・まくり差しはゼロ。内寄り以外では常に速攻を狙っていると考えていいだろう。2日目は5R1号艇と9R3号艇で登場。初日は不運な転覆があって予選34位と出遅れただけに、巻き返しの一日としたいところだ。
そのほかで2日目にまくりを期待したい選手を挙げるなら、5R4号艇の今井裕梨、7R5号艇の中澤宏奈、8R4号艇の茶谷桜、10R2号艇の松尾夏海、11R5号艇の後藤美翼といった顔ぶれ。
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