【WE ACTION DAY】大宮アルディージャVENTUS ノーマライゼーションの理解を深める「ブラインドサッカー&手話体験会」を実施
【©1998 N.O.ARDIJA】
伝えることの難しさ、大切さを体験
大宮Vと埼玉T.wingsはWE ACTION DAYの第1回目(2021年10月実施)でも一緒に活動。今夏に開催されるパリオリンピック・パラリンピック競技大会を控える中、ブラインドサッカーの競技の認知向上や、たくさんの人に試合を見てほしいという思いに大宮Vも共感するものがあります。
共通した思いを持つ2チームが行う体験会。ブラインドサッカーは、グループに分かれてアイマスクを着けた状態で行います。まずは仲間の声を頼りに動きを指示して体操をしたり、ボールの受け渡し競争をしました。
徐々に歩くことやボールを蹴る、止めるなどサッカーの要素を加えた動きにもトライしていきます。
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最後のデモンストレーションでは、埼玉T.wingsの選手たちが見せるプレーやシュートに驚きながらも「すごい!」と大歓声が起こります。
「ブラインドサッカーをはじめて体験しましたが、何も見えない中でとても不安な気持ちになりました。言葉一つにしても、伝え方ととらえ方は相違があって難しさを感じましたし、サッカーにも日常にもそのような視点を持つことが大切だなと思いました」と久保真理子選手は話します。難しさはありながらも体験することで、どんな声が必要か。どんな言葉で伝えたら一緒にプレーを楽しめるのかを考え、知る時間になりました。
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ノーマライゼーションへの思いを選手たちが受け継いで
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Jクラブでもある大宮が、手話応援を始めたのは2006年。「サッカー応援も、ノーマライゼーション」を合言葉に、障がいのある人も、ない人も一緒にスポーツを楽しむことを目的として、これまで15回ほど実施しているものです。
「地域貢献活動をする中で、選手たちもさまざまな状況、環境下にある方々と『一緒に身体を動かすことなどをやってみたい。地域の福祉施設などにも訪問したい』という思いを持ってくれています」とクラブスタッフ。
今回の体験会でも選手たちが積極的に参加者に声をかけたり、進行のサポートをしたりする姿がたくさん目にできました。『大宮アルディージャ』が大切にしているノーマライゼーションへの思い。それを大宮Vも確かに受け継いでいます。
クラブスタッフは、こうした取り組みについて「VENTUSには、さまざまな経歴を持った選手が在籍しています。その環境下で一貫した取り組みを続けることで、サッカー以外の知識や経験。例えば、今回のように多様性に関するものなどを自分の中に取り入れて、人としても成長して輝いていく場になれば良いなという思いもあります。大宮アルディージャVENTUSの選手としてだけではなく、人としても大きくなるような活動になったらうれしいですし、そうした思いも込めたWE ACTION DAYにしていきたいと考えています」と話します。
多様性を学び、体感した大宮V。難しさの中にも、お互いを尊重し協働する中で生まれた多くの笑顔が、選手として一人の人として、輝く明日につながっていきます。
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