CL準決勝セカンドレグ:統計上BVBが有利か
ボルシア・ドルトムント(BVB)は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出をかけて、ドイツ時間5月7日に行われる準決勝セカンドレグでパリ・サンジェルマン(PSG)とのアウェイ戦に臨む。欧州地域の大会における準決勝セカンドレグがアウェイ戦だった過去5試合で、BVBは4度のファイナル進出を決めた実績をもつ。さらに、ノックアウトステージにおけるフランス代表クラブとの戦いでは、6戦4勝を記録している。統計上は、BVBが有利か--。詳しく紹介しよう!
【BVB】
BVBとPSGの対戦は、欧州地域の大会では今回で8度目。これまでの戦績は、2勝3分2敗とバランスの取れた内訳だ。
パリでのPSGとの初戦は、2010/11シーズンのUEFAヨーロッパリーグ・グループステージ(スコアレスドロー)だった。次に、フランスの首都をBVBが訪れたのは、2019/20シーズンのCLラウンド16で、ホームでのファーストレグを2-1で制した後、BVBは0−2で敗れた。COVID-19のパンデミックの影響を受け、パリで行われたこのセカンドレグはBVBにとって初の無観客試合となった。
今季CLグループステージ開幕戦でのPSGとの試合(アウェイ)では、BVBは0−2で黒星に終わっている。
PSGのデータ
PSGのCL出場は今季で16シーズン目。オリンピック・リヨンと並んで、フランスのサッカークラブにおけるCL最多出場記録をマークしている。
PSGは2012/13シーズンから今季まで連続してCLに出場しており、かつノックアウトステージへの進出も果たしている。
PSGのCL準決勝進出は過去2度だけで、決勝に進出したのは2020年の1度のみ。
ドイツ勢を迎えたCLホーム戦で、PSGは最初の9試合は無敗(8勝1分)だった。しかし、直近4試合(2021年と2023年)では2敗(いずれもバイエルン・ミュンヘンに0−1で敗戦)している。
PSGはドイツのクラブと対戦したノックアウトステージ7試合のうち、5試合で勝利している。
PSGは、アウェイ戦のファーストレグで敗れた過去9試合中、6試合で次のラウンドに進んでいる。
【BVB】
BVBが欧州地域の大会における準決勝へ進出するのは通算9度目。セカンドレグがアウェイで行われた5試合のうち4回も決勝進出を決めている。その対戦相手は、1993年のオセール、1997年のマンチェスター、2002年のミラノ、そして2013年のマドリードだ。
BVBのノックアウトステージにおけるホームで行われたファーストレグの勝利数は「39」で、そのうち21回も次のラウンドに進出している。
ノックアウトステージにおけるフランス勢との試合で見ると、よりポジティブな傾向。BVBは4度のネクストラウンド進出を果たしており、敗退は2度だけ。
BVBは、今季CLグループステージで同居していたニューカッスルとミランに勝利したことにより、ヨーロッパ地域におけるアウェイ戦直近16試合の成績が、6勝3分7敗に変わっている。
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