【KMSKデインズ】ベルギー昇格プレーオフ第2ラウンド1stレグ - アウェイで貴重な引き分け、次週ホームで決着へ- ロンメルSK戦|1-1 引き分け

KMSKデインズ
チーム・協会

【(C) KMSK Deinze】

1部昇格プレーオフ第1ラウンドを制したデインズは、レギュラーシーズン4位のロンメルSKとの第2ラウンドに挑んだ。2020年にシティ・フットボール・グループがオーナーとなって以降、VIPルームのリノベーションなどビジネス面の向上だけでなく、フットボール面でも成績を向上させて昇格プレーオフに進出してきたロンメルSK。現在レンタル先のスパルタ・ロッテルダムで大活躍するパリオリンピック世代の斉藤光毅選手が昨季まで所属するなど、シティ・フットボール・グループのMCO戦略の中で若手育成に一役を買っているクラブでもある。

シティ・フットボール・グループ仕込みのポゼッションサッカーを志向するロンメルと、ミドルブロック、ローブロックをベースにカウンターを仕掛けるデインズの構図となったこの試合は、開始早々から両チームがいくつかチャンスを創出する。15分にはデインズの鋭いロングカウンターからMFファン・ラントショートが決定的なチャンスを迎えるも、相手GKの好セーブに遭う。更にその直後にもペナルティエリア内で今シーズンチーム得点王のFWレナート・メルテンスが相手を背負い反転から決定的なシュートを放つも、こちらも相手GKがファインセーブ。決定的な場面を生み出すも、なかなかゴールを割ることができない。そこからはロンメルも盛り返し、ゴール前に攻め込むも、デインズも集中した守りでゴールを許さず、緊迫した前半は0-0で終了する。

【(C) KMSK Deinze】

後半開始からギアを上げるロンメルはボールを握りながらじわじわと攻め込む。すると55分、デインズの左サイドのポケットに二列目から追い越した選手がパスワークから巧みに抜け出し、ゴール前へのクロスを流し込み、先制点を挙げる。苦しい展開となったデインズは68分、昨季オランダ2部VVVフェンロで16ゴールを挙げたオランダ人FWスヴェン・ブラーケンと、ベルギー2部リールセSKでデインズMFガエタン・ヘンドリックスとともにリーグアシスト王に輝いたMFギヨーム・デ・シュライバーを投入する。

すると76分、カウンターから右サイドに流れたMFギヨーム・デ・シュライバーにボールを展開すると、中央へ送り込んだクロスにFWスヴェン・ブラーケンが合わせ、試合を同点とする。勢いに乗ったデインズはその後もカウンターからいくつかチャンスを作るが、追加点は上げられず試合は1-1のまま終了。アウェイで価値ある引き分けに持ち込んだデインズは次戦、現地時間5月12日(日)16:00にホームにロンメルSKを迎える。

【(C) KMSK Deinze】

昇格プレーオフフォーマット
【第2ラウンド】
・5/5(日)16:00:ロンメルSK(レギュラーシーズン4位)@アウェイ 1-1引き分け
・5/12(日)16:00:ロンメルSK(レギュラーシーズン4位)@ホーム

【第3ラウンド】
・5/19(日)19:15:1部14位(KVコルトレイク or RWDM)@ホーム
・5/26(日)13:30:1部14位(KVコルトレイク or RWDM)@アウェイ
先発出場
GK:ナチョ・ミラス
DF:ローラン・レモワン、ケネス・シューマンス、ゴンサロ・アルメナラ、クリストフ・ヤンセンス
MF:ガエタン・ヘンドリックス、テオ・キンテロ、ファン・ラントショート、アレッシオ・スターレンス
FW:レナート・メルテンス、スレイマネ・アン

ベンチ入り
ウィリアム・ドュトワ、デニス・プリチネンコ、ビクトル・アルバレス、ユリ・シュリベルス、ハイメ・シエラ、ギヨーム・デ・シュライバー、ニコラス・メルシエ、スヴェン・ブラーケン、ママドゥ・コネ

途中出場
68分:スヴェン・ブラーケン(Out:レナート・メルテンス)
68分:ギヨーム・デ・シュライバー(Out:スレイマネ・アン)
83分:ニコラス・メルシエ(Out:アレッシオ・スターレンス)

得点
55分:失点
76分:スヴェン・ブラーケン

【(C) KMSK Deinze】

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著者プロフィール

1926年に設立されたベルギープロリーグ2部所属の歴史あるサッカークラブ。ホームタウンであるデインズ市は約4万5千人の人口を抱え、東フランダース地域にある富裕層が多く住む地域として知られています。2019-20シーズンにベルギープロリーグ2部への昇格を果たし、2021-22シーズンは4位(8クラブ中)でシーズン終了と健闘しました。新スタジアム建設計画を発表するなど、急成長を遂げているクラブです。2022年2月よりACA Football Partnersがオーナーとなり、グローバルレベルでの業務提携も積極的に進めながら、ビジネス及びスポーツ面でのさらなる発展を目指します。

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