【BOATRACE】今井貴士、西山貴浩、池永太による三つどもえV争い 若松GW戦

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 ボートレース若松(ナイター開催)の「スポーツニッポン杯 GW特選競走」は30日、最終12Rで優勝戦が行われる。

 オール福岡支部によるゴールデンウイーク戦。準優勝戦が行われた29日の5日目は、強い追い風が吹いて3R以降は安定板装着のレースとなった。その準優勝戦では、9Rで予選3位の西山貴浩が、10Rで予選2位の今井貴士が、それぞれインから逃げて勝利した。しかし、11Rでは予選トップだった前田将太がスリットが中へこみになったことで6コース・古賀智之の強襲を警戒してインから流れてしまい、2コース池永太の差しに屈して2着。優勝戦1号艇を逃す結果となった。

 まるでドリーム戦のような強豪がそろった優勝戦のメンバーと通算優勝実績は次のとおり。

<若松 最終日 12R 優勝戦>
1枠 今井 貴士(福岡支部)通算42V
2枠 西山 貴浩(福岡支部)通算47V
3枠 池永  太(福岡支部)通算52V
4枠 前田 将太(福岡支部)通算45V
5枠 岡村 慶太(福岡支部)通算30V
6枠 仲谷 颯仁(福岡支部)通算19V

 ポールポジションの1号艇を手にしたのは今井貴士(福岡支部39歳)【冒頭の写真】。前走地の唐津に続いて2節連続の優勝戦1号艇だが、その唐津では上瀧和則のピット離れに屈してインを奪われ、優勝を逃し4着。今節初日はドリーム戦を制して連勝発進だったが、2日目にボート交換をして以降、気配は下降。「出足や乗り心地は悪くないが、展示タイムが出ていないし、直線は弱め」と、実は優勝戦の中ではパワー面で劣勢に立たされている。優勝するにはスタートで先手を取り、なおかつノーミスのターンが要求される。

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 西山貴浩(福岡支部36歳)【写真上】は前節若松の男女W優勝戦での松尾夏海の優勝モーターを手にしており、出足を中心にパワーはしっかり仕上がっている。西山は3月に唐津のG1ダイヤモンドカップを制覇して、来年3月に当地で開催されるSGクラシックの出場権はすでに手にしているが「G1戦を勝って、ここで負けていては話にならないですよ」と、純ホーム水面でもある当地では常に優勝を意識している。当地の2コースは強い追い風が吹かない限り、あまりいいポジションとは言えないが、2020年7月には2コースから松井繁を全速ターンで沈めて優勝した西山のシーンが思い出される。今回もまた、意表を突く2コースツケマイ(同体まくり)という戦法に出るかもしれない。

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 予選はトップだったが、準優勝戦で2着と敗れた前田将太(福岡支部36歳)【写真上】のレース後は、相当悔しそうな表情だった。優勝戦ではリベンジに燃えるはずだが、予選トップといえども抜けたパワーというわけではなく、4カドに持ち出せたとしてもまくり勝ちは厳しい。3コースの池永太に攻めてもらって展開を突くレースになりそうだ。

 パワーの仕上がりでは岡村慶太が優勢で、5号艇でも侮れない存在。池永太はいつもの伸び系の仕上がりではないが、先攻めに行ける3コースなら十分Vチャンスはある。仲谷颯仁は不利枠のうえ、パワー面でも今井貴士とともに優勝戦では劣勢。展開待ちになるのは仕方がない。
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