【ラグビー/NTTリーグワン】目の前の勝利だけを目指して。 「自分の仕事、役割に徹する」仕事人<横浜キヤノンイーグルス>

横浜キヤノンイーグルス マシュー・フィリップ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

現在4連勝中の横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)は今節、トヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)とのビジターゲームに臨む。キックオフは4月27日(土)14:30。試合会場はパロマ瑞穂ラグビー場だ。

三菱重工相模原ダイナボアーズとの激闘から一夜明けた4月21日、プレーオフトーナメント進出を争う5位のコベルコ神戸スティーラーズがクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)に敗れたため、横浜Eの2年連続4位以上が確定した。「緊迫感を持ちながら」S東京ベイ戦をリアルタイムで視聴していたマシュー・フィリップは「2年連続のプレーオフトーナメント進出はチームの偉業」と喜びを隠さなかった。

プレーオフトーナメント進出決定から2日後、トヨタV戦に向けて準備を進めるチームは、2年連続トップ4入りの喜びに浸ることなく、集中した練習に取り組んでいた。充実した練習内容に、指揮官も手ごたえを感じていたのだろう。全体練習後の沢木敬介監督は「誰一人として人任せにしなかった。今後もこういう練習を続けていこう」と選手たちに語りかけている。

チームはまだプレーオフトーナメント進出を決めただけに過ぎず、レギュラーシーズンの順位もまだ確定していない。一つでも上の順位を、そしてその先のチャンピオンを目指して、横浜Eのチャレンジはまだ終わらない。

「いまはトヨタV戦のことしか考えていない」と話すのはマシュー・フィリップ。「4位以上に入るに値するチーム」として、リーグ戦の残り2試合を決して無駄にするつもりはない。まずは5連勝達成に向けて、マシュー・フィリップは「自分の仕事、役割に徹する」と語気を強め、こう言葉を続けた。

「ロックというポジション柄、目立つプレーは少ないかもしれませんが、スクラムやモールで泥臭いコンタクトプレーができれば、ファンのみなさんに勝利をプレゼントできると思います」

横浜E加入1年目。「フィットネスが毎週高まっている」マシュー・フィリップが、トヨタV撃破の先頭に立つ。

(郡司聡)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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