<国内男子ゴルフ>日本開催の欧州ツアーは競技遅延もヨーロッパ流

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【初日は日没順延です】

■欧州・日本共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」4月25日ー28日・総額約3億円(優勝約5400万円)/ 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)7262yard・par70 / ▼25日大会初日

濃霧でスタートが遅れた大会初日。
遅延の対処も、大会運営で主導を取る欧州流だった。

一番最初に「霧でスタートが遅れるが、スタート時間は未定」というアナウンスが出たのは6時すぎ。
さらに6時半ごろ、「7時20分にスタート予定」と発表されたが、晴れる見込みがないまま今度は「コースがプレーできる状態になってから、20分後にスタートする」との文言に変更された。

史上初の共催試合が始まった昨年大会で、欧州ツアーの方針は心得ていたつもりだったが、競技の遅延を経験するのはJGTOスタッフにとっても初めて。

日本ツアーでは、スタート遅れや一時中断時はおよそ30分とか1時間間隔で細かにアナウンスし、スタートや再開予定時間を○時○分などと明記する発表方法を通例としており、今大会で2年連続2度目のJGTOチーフレフリーとして大会運営に携わる有賀淳は最初はその感覚が理解できなくて、戸惑うばかりだったという。

有賀によると、以前は欧州ツアーでも、日本式の遅延方法をとっていたそうだ。

しかし、たとえば「1時間後にスタートします」と案内しておきながら、15分で急に霧が晴れて行ける状況になれば45分をムダにする。

「それを極力無くすため、プレーができるようになった時点で20分で準備をしてください、と。そもそもあちらでは遅延という感覚がないようで、要はいつでも出れる状況で待機していてください、ということのようです」(有賀)。

きちきちと予定を決めることに慣れている日本勢には、ストレスのかかる時間になったかもしれないが、これがヨーロッパ流。
日本開催であっても大会運営は欧州スタイルで行うことが決まっているので従うしかない。

特に、今年は開催時期が昨年より1週間、後ろにずれたことで、出場人数が156人に増やされたのだが、この時期としては1日18ホールの完遂がギリギリの大所帯だ。
余計に、時間のむだを省く対応が取られたが、幸い、大きな混乱はなかった。

結局、この日はスタートが2時間50分遅れたことで、日没順延となり、第1ラウンドの残りは26日朝6時30分から再開する予定。
ギャラリーのみなさまにとってもこれ以上の遅延や中断が起きませんように・・・。

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