4月20日、タマホームスタジアム筑後で行われた福岡ソフトバンクと広島のウエスタン・リーグ公式戦第4回戦は、4対4の引き分けに終わった。

　打線は2回裏、四死球などで1死2、3塁の好機を得ると、廣瀬隆太選手の犠飛、笹川吉康選手の適時打で2点の先制に成功する。先発の板東湧梧投手は、走者を背負いながらも4回まで無失点。5回表に3連打で1点を失ったが、6回76球無四球4奪三振1失点で降板した。

　7回からはドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手が公式戦初登板。内野安打とけん制悪送球で無死2塁からバントの処理で送球が乱れ、2塁走者の生還を許し同点に。なおも2死2塁から適時二塁打を浴び、勝ち越された。しかし2点を追う9回裏、四球と安打などで1死満塁の好機を演出。ここで三森大貴選手に同点の2点適時打が生まれ、延長戦に突入した。

　10回表は鍬原拓也投手が無失点に抑え、10回裏の攻撃は先頭の廣瀬選手が安打で出塁。しかしけん制アウトもあり攻めきれず、4対4で試合は終了した。福岡ソフトバンクは、2番手・前田投手が1イニング2失点でほろ苦い公式戦デビューとなった。打っては、佐藤直樹選手が3安打をマークしている。

　 １２３４５６７８９10 計
広 ００００１０２１００ ４
ソ ０２００００００２０ ４

広 遠藤淳志-長谷部銀次-河野佳-大道温貴-松本竜也
ソ 板東湧梧-前田悠伍-渡邊佑樹-岩井俊介-鍬原拓也

文・谷島弘紀