今節へ向けた3日間の練習でも、「毎日、選手から熱気を感じた」と小菊監督。「キャンプから『日常が全て』ということで、クオリティーの高い、集中力の高いトレーニングが出来ていたのですが、ケガ人が戻ってきたことによって、さらにその雰囲気がグッと上がり、競争力、クオリティーも上がったと思っています」とチームの様子を伝える。18人のベンチ入りを懸けた競争の激しさは、そのままチーム力の高さにもつながっていく。難敵が待ち構える今節も、途中出場の選手も含めたチーム全員の力でゴールをこじ開けていきたい。対する名古屋は開幕3連敗の後、4勝1分と復調。シーズン前に選手の大幅な入れ替わりこそあったが、持ち前の堅守は維持されており、3バック+ダブルボランチで組む中央は固い。セレッソとしては、そうした名古屋の堅守をいかに崩してゴールを奪えるかが今節のポイントになる。ルヴァンカップでも見せた対角のボールも織り交ぜつつ、相手を押し下げてニアゾーンを攻略していきたい。相手の前線には、スピードスターの永井謙佑がいる。カウンターの精度は高いだけに、攻めている時のリスク管理も同時に重要になる。また、昨季まで2シーズン、セレッソでプレーしていた山中亮輔と毎熊のマッチアップも今節の見どころ。