セレッソ大阪【YBCルヴァンカップ 2回戦 C大阪vs.岩手】1発勝負のトーナメントに変更となった今季のルヴァンカップ。一戦必勝の精神で頂点へ向けた戦いが始まる
ここまでリーグ戦では8試合を終えて5勝3分、前節終了時点で首位に立つなど、クラブ設立30周年のメモリアルイヤーを最高の形でスタートさせた。その源になっているのが、チーム内での高い競争意識だ。「攻守に誰が出ても役割を全うできるように、キャンプから積み上げてきた」と小菊昭雄監督も自信を示すように、タイ、宮崎と続いたキャンプを通じて選手個々が最大限に自身のパフォーマンス向上に努め、それをチームの中で発揮すべく、1日1日のトレーニングに励んできた。そうした積み重ねが現在のリーグ戦での結果に表れている。今回の一戦もその過程にあり、リーグ戦とやるべきことは全く変わらない。リーグ戦に挟まれた過密日程であり、先発の変更は想定されるが、「キャンプからやってきたことを個人がどれだけ発揮できるか。チームとしても、パフォーマンスとして発揮できるか」(小菊監督)楽しみな試合と言える。試合の結果も当然重要だが、リーグ戦に向けた底上げという意味でも、選手それぞれのアピールにも期待したい。
(文=小田尚史)
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