セレッソ大阪【J1リーグ第8節 C大阪vs.川崎】3試合ぶりのホームゲーム。強敵相手に守備だけではなく、攻撃でも仕掛ける回数と質を発揮し、勝利を目指す

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【CEREZO OSAKA】

アウェイ連戦となった前節のアルビレックス新潟戦から中5日。セレッソ大阪はホームに戻り、川崎フロンターレとの明治安田J1リーグ第8節に挑む。

前々節の柏レイソル戦を1-1で終えた後、勝点3のみを目指して乗り込んだ前節は、立ち上がりこそ相手にサイドを突破されピンチも招いたが、ここをしっかりしのぐと、「相手にボールを持たせている意識」(田中駿汰)でハイプレスとブロック守備を使い分けつつ、守備で試合をコントロール。チャンスの数は決して多くはなかったが、69分、毎熊晟矢、ルーカス フェルナンデス、柴山昌也の3選手によるローテーションで右サイドを崩すと、最後はニアゾーンに進入した毎熊のクロスにレオ セアラがヘディングで合わせ、先制に成功した。終盤は4-5-1で相手の攻撃を跳ね返しつつ、最後はJデビューとなったジャスティン ハブナーも投入して5バックで固め、新潟の反撃をしのいだ。「負けていないことは自信になっていますし、誰が出ても、いいパフォーマンスを出せています。技術を持った選手がたくさんいる中で、今日のように前線の選手もハードワークしてくれます。いい競争も生まれています。こういう時こそ引き締めたいですし、みんなで課題をクリアしていきながら、いい状態を続けていきたいです」。新潟戦の試合後、チームの現状について毎熊はこのように話した。アウェイ2連戦での収穫については小菊監督も、「パフォーマンスの高かった選手がたくさんいましたので、チームとしての一体感や競争力はまたグンと上がりました。誰が出てもゲームをコントロールすること。攻守に共有することはできるようになってきました」と語り、手応えを得ている。

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そうした中で迎える今節の川崎戦だが、現在の川崎は2勝1分4敗という結果が示す通り、本来の力を発揮し切れているとは言い難い。もっとも、「川崎は川崎。伝統のパスワークに今季は個の力も加わって、強い。結果が出ていない試合もあるが、内容的には素晴らしいサッカーをしている。最高の準備をしないと勝てない相手」と小菊監督も評するように、中盤から前線にかけてはタレントが豊富に揃っており、中盤での作り、選手個々のアタッキングサードでの質、その両面でセレッソにとって脅威であることは間違いない。まずはそうした相手の攻撃を、意思統一された組織的な守備でしっかり対応することが勝利には欠かせない。局面での個々のバトルで競り負けないことも重要だ。その上で、試合の前日会見で小菊監督、毎熊が口を揃えたように、「ゴールに迫る回数と質を上げていく」ことも今節のポイント。必要以上に受けに回ることなく、仕掛けていく姿勢を発揮することが、勝点3にもつながっていく。直近の2年間、川崎には公式戦で負けていないが、「全員での粘り強い守備からカウンター、守備で上回って勝てた試合が多かった」(小菊監督)。そこから攻守両面で進化を続けているセレッソとしては、かつての王者相手に真っ向から勝負を挑み、撃破することで成長スピードを上げていきたい。

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アウェイでの試合が続いたことで、大勢のサポーターの後押しを受けて戦える今節を、選手たちは心待ちにしている。初の古巣戦となる登里享平は話す。「ヨドコウ桜スタジアムでは絶対に負けない、という威圧感を相手に与えて、飲み込むぐらいの気持ちで戦いたい」。開幕からチームは7戦負けなしとクラブレコードを更新中だが、今節も「勝って記録を伸ばしていきたい」(小菊監督)一戦になる。
(文=小田尚史)
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