UFC CEOのデイナ・ホワイトがソーシャルメディアを通じて、UFCのサウジアラビア初遠征が現地時間6月22日（土）に実現することを明かした。

メインイベントに登場するのは元ミドル級王者のロバート・ウィテカーと無敗の超新星、ハムザト・チマエフ。ウィテカーがUFC 298でパウロ・コスタに逆転勝利を収めた一方、チマエフは前戦であるアブダビで開催されたUFC 294で、元ウェルター級王者のカマル・ウスマンに競り勝っている。この試合は新たにドリカス・デュ・プレシが頂点にたったミドル級におけるタイトル争いの勢力図を読み解く上で、大きな役割を果たすだろう。

「ブーン!!!!!!」

「UFCがウィテカーとチマエフを筆頭とする、とんでもないカードと共に、初めてサウジアラビへ。6月22日にABCがライブで無料放送」

ホワイトCEOはセミメインイベントとして、セルゲイ・パブロビッチとアレクサンドル・ボルコフの試合を発表。パブロビッチは前回の試合だったUFC 295で初めてのタイトル戦に挑むも、トム・アスピナルに敗れて暫定王座を逃している。対するボルコフは3連勝（すべてフィニッシュ）の波に乗っており、今夏にも強力な勝利を決めてタイトル争いにからむことを目指す。

カードの他の部分では、共に勝利街道に戻ることを目指すウェルター級のケルビン・ガステラムとダニエル・ロドリゲスが激突。また、ブラジルのダイナミックなライトヘビー級ファイターであるジョニー・ウォーカーがオクタゴンに戻り、激戦必至の1戦で元タイトル挑戦者のヴォルカン・オーズデミアと雌雄を決する。さらに、いまだ黒星のついていないシャラ・マゴメドフが、2度目のオクタゴン登場でイーホル・ポティエリアを迎え討つ。

UFC初のサウジアラビア訪問は間違いなく壮大で歴史的なものになるだろう。