【コラム】第1回:アスリートをあらゆるリスクから守るために

チーム・協会

【© スポーツエコシステム推進協議会】

スポーツエコシステム推進協議会とは

読者の皆さんは「スポーツエコシステム推進協議会」という団体をご存知でしょうか。英語表記が Council for Sports Ecosystem Promotion なので、略称C-SEP(シーセップ)。
全てのステークホルダーと共にスポーツ産業を起点とするエコシステムの形成・発展を実現すべく設立された一般財団法人です。
「『権利の明確化』『社会的価値の創出』『DX』の各ミッションを推進する中で、新たなルール整備や資金・人材が循環するシステム作りの在り方」を検討しています。海外でスポーツベッティングの合法化や市場拡大が急速に進んでいる中で、日本のアスリートが違法行為に巻き込まれないための対策についても検討している団体です。

その中でも、MLBドジャース・大谷翔平選手周辺の件、NBAラプターズ・ポーター選手自身の件等、スポーツベッティングに関する話題が最近巻き起こっています。スポーツベッティングが合法化している米国(一部州を除く)でも、そのような違法行為と思われることが発生し、アスリートが巻き込まれてしまっています。実は、既に日本のスポーツは海外の合法市場から賭けの対象になっており、その金額は5兆円とも言われています。また、日本でも海外のオンライン事業者のサービスを通じた違法な市場が急速に拡がっています。

アスリートの肖像が勝手に使用されたり、違法事業者のビジネスに巻き込まれる事例が出てきてしまっています。アスリートを守る体制を作ることが急務です。一人でも多くのアスリートをありとあらゆるリスクから守りたい。そのためには、アスリート本人はもちろん、アスリートを取り巻く人たちが正しい情報にアクセスできるようにする必要があります。そこには当然ファンやメディアも含まれます。

そこで、我々C-SEPはアスリートとアスリートを取り巻く全てのステークホルダーが知っておいてほしい情報を、本欄で発信していきます。ご期待ください。
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