<国内男子ゴルフ>桂川有人が2年ぶりの開幕戦で初日に3位「また優勝争いできたらいいな」2年越しの雪辱も

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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■2024年ジャパンゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」3月28日ー31日 / 東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)/ 7069yard・par71 / ▼28日・大会初日

2年前の雪辱を期して上々のスタートを切っている。
プロ5年目の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)が、2年ぶりの開幕戦で、初日に3位につけた。

「フェアウェイに行かなかったり、セカンドショットもグリーンを捕らえられなくて。そんなにいい感じじゃなかったのに気付いたらバーディが来ている感じ。よくこのスコアで回れたな、と」。

相変わらず柔らかな物腰しで恐縮したが、そこはコースとの相性がなせるわざ。

一昨年の本大会「東建ホームメイトカップ」で2位に。
香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)とプレーオフの末だった。

その2試合後の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」でツアー初優勝を飾った。
賞金ランキングは5位につけ、男子ゴルフを引っ張る存在に。

昨年は、米二部のコーンフェリーツアーに参戦した。
PGAツアーへの昇格は果たせなかったが、厳しい環境で培ってきたものは、肌身に染みついている。

「攻めなくては行けないコースでみな、どんどん行く。飛ぶだけじゃなくて、曲がっても、そこからの小技、最後のパットを入れる力も凄かった」と、揉まれるうちに自身も次第に意識が変わっていった。

「おととしは守って、守ってという感じの組み立て方でしたが、自分もこういう感じのゴルフができればいいのかな」と、積極さが出ていったという。

昨秋から日本ツアーに再び軸足を戻して、出直しを誓っていた。
あまり大きな目標を口にするタイプではなかったが、今季初戦の米「ソニー・オープン・インハワイ」では、「賞金王を目指します」と、語ったそうだ。

「結果が出せればチャンスが出てくる」と、欧州・DPワールドツアーの資格や、PGAツアーへの出場権の獲得などを見据えてのことだが、「どういう道で行くのか、決めていないですけど目の前の試合、一打を頑張ってチャンスが出てきたり、道が出てきたら、またそこから考えてみようかな」と、そのスタンスはぶれない。

「イメージはしていますが、先の結果ばかりを気にすると、焦りにつながるスポーツで、自分もそういうタイプなのかなと。目の前の試合、優勝目指して頑張っていけばいい」と、ここからまた切り拓く。

今オフは、トレーニングもラウンドも、ほぼ毎日休まず、ゴルフ漬け。
体重はほとんど変わっていないそうだが、「お腹が出ている体型だったのが、絞れていい感じになりました」と、ニッコリ。

「前回、負けてはいるんですけどプレーオフまで行けたというのは自分の中で良い印象。いいイメージのまま、おととしみたいにまた優勝争いできたらいいな、と思います」。

2年ぶりの開幕戦からまたリスタートする。
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