ラリーガ EA SPORTS 、第30節プレビュー

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代表ウィークによる中断期間を経て、今週末よりラリーガ EA SPORTS が再開する。長いシーズンも残りあと9節。各チームがそれぞれの目標に向け、いよいよラストスパートに入る。

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今節最初の一戦は3月29日(金)に行われるカディス対グラナダのアンダルシアダービー。中断期間中に今季2度目の監督交代を行なったグラナダにとっては、ホセ・ラモン・サンドバル新監督の初陣となる。共に後がない18位と19位による直接対決。残留への希望をつなぐ勝ち点3を手にすることができるか。

4試合が組まれている3月30日(土)の1戦目はヘタフェ対セビージャ。前節ジローナを破って5戦ぶりの勝利を手にしたヘタフェに対し、セビージャはセルタとの下位対決で痛恨の逆転負けを喫している。両者は今季1勝1敗。昨年12月の第17節はヘタフェ、1月のコパデルレイ4回戦はセビージャが、それぞれ敵地で快勝している。果たしてコリセウムで行われる今季3度目の対戦はどうなるか。

降格の危機に苦しむもう一つのアンダルシア勢、最下位アルメリアはホームでオサスナと対戦する。アルメリアはペペ・メル新監督の初陣となった前節ラスパルマス戦で待望の今季初勝利を手にしたばかり。今節はホームでの初勝利を目指すことになる。対するオサスナは今週、ヤゴバ・アラサテ監督が今季終了後の退任を発表。6シーズンチームを率いた指揮官と共に有終の美を飾るべく、残り9戦に挑む。

土曜の3戦目はバレンシア対マジョルカ。バレンシアは前節ビジャレアルとのダービーに敗れたものの、ホームでは10戦負けなし中(6勝4分)。来週木曜には延期されたグラナダ戦が控えており、この2連戦は7位に浮上するチャンスとなる。一方のマジョルカにとって、今節は来週末に控えるコパデルレイ決勝に向けた最後の実戦。ハビエル・アギーレ監督はコパで先発を務めてきたGKドミニク・グレイフの起用を明言している。

現地時間21時にキックオフを迎えるバルセロナ対ラスパルマスでは、選手として、指導者としてバルセロナの下部組織で育ったラスパルマスのガルシア・ピミエンタ監督が古巣との対戦に挑む。第19節の対戦はバルセロナが終了直前に得たPKを決め、2ー1で辛勝。同じフィロソフィーを持つこの2チームはラリーガ EA SPORTS で1、2位のボール支配率を計上しており、今節もポゼッション争いが鍵を握ることになるはずだ。

サンドバル監督がグラナダを率いるのは2016年2月以来、2度目となる 【(C)LaLiga】

アルメリアはメル監督の就任初戦で今季初勝利を獲得。今節はホームでの初勝利を目指す 【(C)LaLiga】

ラスパルマスホームの第19節は終了直前に獲得したPKをイルカイ・ギュンドアンが決め、バルセロナが2ー1で競り勝った 【(C)LaLiga】

3月31日(日)には同じく4試合が組まれている。1戦目のセルタ対ラージョ・バジェカーノは、勝ち点2差で17位と15位につける2チームによる重要な直接対決だ。前節セルタはセビージャ、ラージョはベティスを相手に、共に新体制下での初勝利を手にしている。自身のデビュー戦を白星で飾ったセルタのクラウディオ・ヒラルデス新監督は、ホームでの初陣を勝利で飾ることができるか。

2戦目はジローナ対ベティス。ジローナは前節ヘタフェに敗れ、長らく維持してきた2位の座を失った。アウェーでは4連敗中なだけに、ここまで11勝2分1敗という驚異の成績を残してきたホームでの強さを維持できるかが勝負となる。対するベティスも前節に3連敗目を喫し、上位争いで一歩後退。苦しい状況が続く中、厳しいアウェー戦で復調のきっかけを掴めるか。

現地時間18時半には、アラベスとレアル・ソシエダによるバスクダービーがキックオフを迎える。レアル・ソシエダはグラナダ、カディス戦で勝ち点6を加え、6位争いで一歩リード。ブライス・メンデスの負傷離脱は痛手だが、リーグ中断期間中に他の負傷者は軒並み復帰した。ラスト数節は上位陣との対戦が多いだけに、アラベス、アルメリアと続く今節からの2試合では確実に勝ち点3を加えたいところだ。

日曜のラリーガ EA SPORTS を締めくくるのは今節のメインカード、レアル・マドリー対アスレティック・クルブ。サンマネスで行われた開幕戦はレアル・マドリーが2ー0で制したが、その後アスレティックは調子を上げ、今世紀最高と言えるシーズンを過ごしてきた。ここまでリーグ最少の20失点に抑えているレアル・マドリーに対し、アスレティックも同2位の26失点と守備の硬さが際立つ。今回の対戦も1点勝負となる可能性が高そうだ。

今節のラストマッチは4月1日(月)に行われるもう一つの好カード、ビジャレアル対アトレティコ・デ・マドリー。前節バルセロナ戦で痛恨の2連敗を喫し、5位に後退したアトレティコとは対照的に、ビジャレアルは前節まで9戦負けなしの4連勝と絶好調。瞬く間に来季のヨーロッパ行きが争える位置まで浮上してきた。しかもディエゴ・シメオネ監督が就任した2011年以降、アトレティコはエスタディオ・デ・ラ・セラミカに出向いた11試合で3勝しか挙げられていない。果たして今回も戦前のデータ通りの結果となるか。

レアル・ソシエダはここにきて2連勝。5季連続のヨーロッパ行きへ、ここからラストスパートに入る 【(C)LaLiga】

アスレティックとの開幕戦はジュード・ベリンガムの初ゴールなどでレアル・マドリーが2ー0で制している 【(C)LaLiga】

第13節のビジャレアル戦はアントワーヌ・グリーズマンのゴールなどでアトレティコが3ー1で制している 【(C)LaLiga】

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