3月29日、パーソル パシフィック・リーグ公式戦が開幕。3試合の見どころを紹介する。

　オリックス対福岡ソフトバンク第1回戦は18時から京セラドーム大阪で行われる。

【昨季対戦成績】オリックス（1位）対福岡ソフトバンク（3位）13勝11敗1分

【予告先発（昨季成績）】
オリックス：宮城大弥投手 22試合10勝4敗、防御率2.27
福岡ソフトバンク：有原航平投手 17試合10勝5敗、防御率2.31

　オリックスの先発は、プロ5年目の宮城大弥投手。オープン戦は1試合の先発で6回6安打1四球7奪三振無失点、ファームでも1試合に先発して5回2安打無四死球7奪三振無失点と好投した。3年連続2桁勝利＆規定投球回到達と安定感は抜群。球界を代表する若き左腕が、自身初となる開幕戦のマウンドに立つ。

　対する福岡ソフトバンクは有原航平投手が先発。移籍2年目で大役を任されることになった。オープン戦は3試合の登板で13回を投げ、8安打1四球9奪三振4失点、防御率2.77の成績。北海道日本ハム在籍時以来、4年ぶり3回目となる開幕戦の先発マウンドで白星をつかみたい。

　また、福岡ソフトバンクは2017年から7年連続で開幕戦勝利を収めている。パ・リーグ3連覇中のオリックスを相手に、8年連続となる開幕戦白星となるだろうか。

　3月29日18時から、楽天モバイルパーク宮城で東北楽天と埼玉西武の第1回戦が行われる。

【昨季対戦成績】東北楽天（4位）対埼玉西武（5位）10勝14敗1分

【予告先発（昨季成績）】
東北楽天：早川隆久投手 17試合6勝7敗、防御率3.44
埼玉西武：今井達也投手 19試合10勝5敗、防御率2.30

　東北楽天は、プロ4年目・早川隆久投手が自身初の開幕投手を務める。オープン戦は3試合で16.2回を投げ、15安打3四球16奪三振3失点、防御率1.62の成績だった。プロでの3シーズンは、いずれも先発ローテーションで回ったが、規定投球回には届かず。2024シーズン、まずは開幕戦で白星を挙げ、好スタートを切りたい。

　対する埼玉西武は、プロ8年目の今井達也投手が先発。オープン戦は3試合で12回を投げ、5安打2四球14奪三振1失点、防御率0.75と順調に仕上げた。昨シーズンは、自身初の2桁勝利を挙げ、防御率2.30の好成績をマーク。自身初となる開幕戦の先発マウンドで、快投を見せられるか。

　1998年生まれのドラフト1位指名投手による投げ合い。同学年2投手の熱い投手戦に期待したい。また、今井投手は2021年から東北楽天戦で自身9連勝中。今試合でも相性通りの投球を見せられるか。

　3月29日18時30分から、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと北海道日本ハムの第1回戦が行われる。

【昨季対戦成績】千葉ロッテ（2位）対北海道日本ハム（6位）14勝11敗

【予告先発（昨季成績）】
千葉ロッテ：小島和哉投手 25試合10勝6敗、防御率3.47
北海道日本ハム：伊藤大海投手 24試合7勝10敗、防御率3.46

　千葉ロッテは、2年連続で小島和哉投手が開幕投手を務める。オープン戦は3試合で13回を投げ、17安打4四球9奪三振9失点、防御率6.23の成績だったが、前回登板（22日・中日戦）では、5回3安打2四球1失点と試合をつくった。昨季の開幕戦は敗戦投手となったが、今季は白星をつかめるか。

　対する北海道日本ハムは伊藤大海投手が自身初の開幕投手を務める。プロ入りから3年連続で規定投球回に到達、国際試合でも代表選手に選ばれるなど、目覚ましい活躍が続いている。オープン戦は3試合で13.1回を投げ、13安打2四球15奪三振4失点（自責点3）、防御率2.03の成績と問題なし。2020年から開幕戦4連敗中のチームに勝利をもたらしたい。