ダンス新時代 〜「プロダンサー」という職業で生きる〜 CyberAgent Legit 「TAKUMI」
【D.LEAGUE】
今回は幅広い領域で活躍しつつ、リーダーとしてチームを引っ張る絶対的存在であるTAKUMI氏に話を聞いてみた。
D.LEAGUERになって、ダンスへの向き合い方に変化などはありましたか。
DLEAGUEに参加する前のステージでは、比較的クールなキャラクターでダンススキルのみで勝負することが多かったのですが、D.LEAGUEでは作品の種類によって思い切って表情をつけることを意識しています。
D.LEAGUEに参加する以前は表情をつけて踊ったことがなかったので、そもそもどういう顔をして踊ればいいか分からなかったり、少し恥ずかしさもありました。しかし自分が出ることのできなかった21-22 SEASONのROUND.7で披露した“Delicious Coffee Festival”を配信越しに見て、メンバーの表情の豊かさに心打たれ、こんなに表情をつけることで、伝わり方が変わるのならば自分もやるべきだ思い、振り切ることができました。
【D.LEAGUE】
4年目を迎えましたが、自身の心境や考えに変化はありますか。
CyberAgent Legitは、FISHBOYさんが作る明るくユーモア溢れる「白レジット」作品と自分が作るシリアスな「黒レジット」作品、そして皆で作るそれぞれの良さを詰め込んだ「ど直球」作品があります。作品を考える時は似通ったものにならないように、音楽からインスピレーションをもらうことが多いです。ダンスミュージック以外にも、映画のサウンドトラックなどから発想を得て、フリースタイルで踊ってみて生まれた新しい動きをフリに活かすこともあります。また表現の質を上げるためにチームでスキルシェアを行っています。各ジャンルのエキスパートが集まっているチームなので、質の高いシェアができている実感があります。4年前の自身を振り返ると他ジャンルが下手で苦手意識などもありましたが、どんどん成長できている実感があります。
自身のダンススタイルのこだわりを教えてください。
【D.LEAGUE】
ラウンド当日のルーティンなどあれば教えてください。
作品を自分が担当して作っている時や、リーダーとして気を引き締めなければいけない時のラウンド当日は1番ピリッとしています。自分の作品の時は、細かい音取りをすることが多いので、気の緩みが原因で質が落ちてしまうこともあります。チームの雰囲気が少しピリつくぐらいまで本番前に追い込むと、本番に良いものが出せます。
一方で自分が制作していない作品の時は、みんな和気藹々と過ごしています。キッズダンサー時代からの友達であり、自分が声をかけて集まったメンバーなので本当に仲が良くみんなで話しながら過ごすことが多いです。
4年もチームで一緒に過ごしているので、チームメンバーという括りでは収まりきらないくらいの絆を感じています。これは自分がダンスを続けてこれた理由でもあります。一緒にチーム活動をしていくことは、その人の人生を巻き込むことで、苦楽を共にする責任があると思うので、結果を出すまでは終われないと思っています。
今シーズンの注目ポイントなどがあれば教えてください。
前シーズンに引き続きですが、今シーズンもLegitの作品を観に行きたいから会場に行きたいと思ってもらえるような、とにかく観ている人をワクワクさせるチームを目指しています。勝負の世界の中でもLegitの作品は余裕のあるような、自分達ならではの表現力が詰まった作品になっているので、「次はどんな作品だろう?」と楽しみに観てもらえればと思います。
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