【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第11節に向けて】 雨天が予想される「阪神ダービー」昨季の悔しさを払拭する勝利を

チーム・協会

花園Lはボールを継続するラグビーを標榜し、アタックに自信を持つ。乗らすと怖いチームだが、神戸Sは今シーズン磨いてきたディフェンスで攻撃の芽を摘み、自慢のアタックでスコアを重ねていきたい。写真は今シーズン初先発出場のCTBラファエレ ティモシー。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

首位の埼玉ワイルドナイツに敗れ、連勝が「4」でストップした神戸スティーラーズは神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に花園近鉄ライナーズを迎え撃つ。花園Lは前節で三重ホンダヒートに1点差で敗れて全敗、現在12位と最下位に沈むも、日本代表の監督経験もある向井 昭吾ヘッドコーチは怪我人が復帰してきて、チーム状態は上向きだと話し、ここからの巻き返しを誓う。チームはボールを継続するスタイルを標榜。その中心となるのが、豪州代表110キャップの経験豊富なベテランSHウィル・ゲニアと同じく豪州代表76キャップを誇るSOクウェイド・クーパーだ。さらに、これまで5トライをあげているトライゲッターのWTB木村 朋也も絶好調と侮ることはできない。今季、花園Lとは2度の練習試合を行い、神戸Sが2勝しているが、昨季のリーグワンでの対戦成績は1勝1敗。しかも、1敗は23点差をひっくり返されての逆転負け。今節ではその悔しい記憶を払拭するような圧倒的勝利を収めて、勝ち点「5」を積み上げたい。(取材日:2024年3月22日)

前節は尊敬する選手で、日本代表で一緒にスクラムを組んできたHO堀江 翔太が引退を表明していることやチームにとって大事な一戦だっただけにどうしても出たかったそうだが、メンバーから外れることに。「プレーオフ進出を勝ち取って、もう一度埼玉WKと対戦できるようにしたい」と具。そのためにも今節は負けることができない。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

PR具 智元
Honda HEAT(現・三重ホンダヒート)時代を含めて、花園Lとは練習試合でも対戦したことがなく、初めての対戦となります。成績に関係なく勢いに乗ると手強いチームですので、チームとしてやるべきことをしっかり遂行し、僕自身はセットプレーを安定させて、フィールドプレーでもハードワークし勝利に貢献したいと思います。特に今節は雨が予想されています。スクラムが多くなると思いますので、すべてのスクラムに対してプレッシャーをかけていき、攻撃ではミスなく1つ1つのプレーをやり切ることができるようにしていきたい。個人的には、前節、急遽メンバーから外れることになりました。全試合出場を狙っていただけに悔しさはありますが、1試合休んだことでリフレッシュし、コンディションは最高です。皆様に喜んでもらえるようなプレーを見せられるよう頑張ります!

これまで全試合に出場も、先発出場は今シーズン初となる。「エキサイティングな気持ちですね」と笑顔を見せる。ティム(ラファエレ ティモシーのニックネーム)の代名詞ともいえるオフロードパスやキック、鋭い走りに注目を。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

CTBラファエレ ティモシー
昨シーズンの第14節東京SG戦以来の先発出場です。久しぶりにスターティングメンバーに入り、ワクワクしています。しかも、周りはレベルが高い選手ばかり。その中でスタメンを任されたので、試合では自分に与えられた役割を高いレベルで務めて、勝利に貢献できるようなパフォーマンスを発揮したいと思います。チームは今シーズンから体制が変わり、キックを効率的に使い、バランスよく攻撃ができています。また、昨シーズンと比べて、良いディフェンスもできている。個人的にはスピードトレーニングに取り組み、これまでの試合でも成長したところは出せています。スピードにも期待していてください。

第5節S東京ベイ戦で試合終了間際に足を負傷し、第8節トヨタV戦の前に行われたトレーニングマッチで戦列に復帰。前節もリザーブに名を連ね途中出場を果たした。6試合ぶりの先発出場に気合が入る。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB濱野 隼大
昨シーズンの第15節は、前半リードして折り返したのですが、後半に逆転トライ&ゴールを奪われて敗戦となり、悔しい思いをしました。今シーズンも順位では神戸の方が上ですが、簡単なゲームになるとは思わず、自分たちのシステムを信じて、1人1人が詳細を丁寧にやっていこうという話をチーム内で共有しています。相手のことよりも自分たちにフォーカスして神戸ラグビーをやり切ります。個人的には6試合ぶりにスタートからの出場となります。第5節で負傷した足も治り、良いパフォーマンスを発揮する準備はできています。持ち味であるスピードある走りでトライを取って観客を沸かせたいと思います。
3月24日(日)14:30KICK OFF NTTリーグワン2023-24第11節
場所:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
■花園L戦登録メンバー
1髙尾 時流
2北出 卓也
3具 智元
4ジェラード・カウリートゥイオティ
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6今村 陽良
7アーディ・サベア
8サウマキ アマナキ
9中嶋 大希
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12ラファエレ ティモシー
13李 承信
14濱野 隼大
15山中 亮平
16松岡 賢太
17中島 イシレリ
18山下 裕史
19ワイサケ・ララトゥブア
20ティエナン・コストリー
21日和佐 篤
22マイケル・リトル
23山下 楽平(共同キャプテン)

【コベルコ神戸スティーラーズ】

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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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