ラリーガ EA SPORTS 、第29節プレビュー

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2023/24シーズンのラリーガ EA SPORTS も残り10節。どのチームにとっても勝ち点3の重みが増してくる終盤戦を迎えている。代表ウィークを前に行われる今週末の第29節は、最大の注目カードであるアトレティコ・デ・マドリー対バルセロナに加え、2つのローカルダービーが組まれている。

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今節の幕を開けるのは3月15日(金)のレアル・ソシエダ対カディス。レアル・ソシエダは前節グラナダ戦で3戦ぶりの勝利を手にし、ベティスを抜いて6位に浮上。今節は昨年11月の第14節セビージャ戦を最後に、5試合も勝利から遠ざかっているホームで久々の連勝を目指す。一方のカディスは前節アトレティコ・デ・マドリーを2ー0で撃破。23試合も続いた未勝利の流れを断ち、残留圏との差を2ポイントに縮めている。共に上り調子で迎える一戦で微笑むのはどちらか。

4試合が組まれている3月16日(土)の1戦目はマジョルカ対グラナダ。19位に沈むグラナダは今季まだ2勝のみながら、そのうちの一つは第3節マジョルカ戦で挙げている。この試合で決勝点を決めたミルト・ユズニは前節も2ゴールを記録しており、2戦連発に期待がかかる。

土曜の現地時間16時15分には首位レアル・マドリーが登場する。前節セルタ戦では終盤まで苦戦を強いられたものの、最終的には4ー0で快勝。2位以下との差を維持し、2季ぶりのタイトルにまた一歩近づいた。エル・サダルでは2011年を最後に負けていない。アイマール・オロス、キケ・バルハ、ダビ・ガルシアら各ラインの主力数人を欠くオサスナを相手に、確実に勝ち点3を手にしておきたいところだろう。

3戦目はヘタフェ対ジローナ。ジローナは前節オサスナを下し、2位の座を死守した。3位バルセロナと4位アトレティコが対戦する今節は、ライバルとの差を広げるまたとないチャンスとなる。3連敗中のアウェーで再び勝ち点3を手にすることができれば、いよいよ初のチャンピオンズリーグ出場が見えてくる。なおコリセウム・アルフォンソ・ペレスでの同カードは昨季は3ー2、一昨季は3ー3と、2年連続で激しい打ち合いとなっており、今回も多くのゴールが見られるかもしれない。

土曜のラリーガ EA SPORTS を締めくくるのはアスレティック・クルブとアラベスによるバスクダービー。アスレティックは前節ラスパルマス戦の勝利により、アトレティコとの差を2ポイントまで縮めた。今節勝てば暫定4位に浮上し、翌日にバルセロナ戦を控えるアトレティコにプレッシャーをかけることができる。両者は今季既にラリーガとコパデルレイで2度対戦。いずれもアスレティックが2ー0で制しているが、今回も同様の結果を得ることができるか。

カディスは前節、フアンミの2ゴールによりアトレティコを撃破。9月1日の第4節ビジャレアル戦以来、24戦ぶりの勝利を挙げた 【(C)LaLiga】

グラナダは前節、ウズニの2ゴールで2度のリードを奪うも、土壇場でレアル・ソシエダに逆転負けを喫している 【(C)LaLiga】

セルタ戦では今季レアル・マドリーに加入した19歳のアルダ・ギュレルが初ゴールを記録した 【(C)LaLiga】

残る5試合は全て3月17日(日)に組まれている。1戦目はセビージャ対セルタ。セルタはレアル・マドリーに大敗した前節の結果を受け、ラファ・ベニテス監督の解任を発表。今節からはBチームから昇格したクラウディオ・ヒラルデス新監督が指揮を執る。セビージャも依然として降格の危機が続いているものの、ホームではここ2試合アトレティコ、レアル・ソシエダを破っている。今節も地元ファンの後押しは大きなプラスとなるはずだ。

日曜の現地時間16時15分には2試合がキックオフを迎える。そのうちの一つはラスパルマス対アルメリア。いまだ未勝利のアルメリアは水曜にガイスカ・ガリタノ監督の解任を発表。ぺぺ・メル新監督の初陣となる今節は、昨年12月にラスパルマスを退団して以降、初めて地元グランカナリアに凱旋するジョナタン・ビエラに注目が集まっている。

もう1試合はビジャレアルとバレンシアによるバレンシア州ダービー。ビジャレアルは前節ベティスに競り勝ち3連勝。8試合負けなしを維持し、一桁順位まであと一歩のところまで来ている。バレンシアも前節ヘタフェ戦の勝利によりヨーロッパ圏に肉薄。お互い上り調子で迎えるだけに、好勝負が期待できそうだ。

対照的に、ラージョ・バジェカーノとベティスは共に苦しい状況下で今節を迎える。9戦未勝利が続くラージョは降格圏が4ポイント差まで迫っており、今季まだ1勝しか挙げられていないホームでの勝利を必要としている。一方のベティスもここにきてアトレティコとビジャレアルに痛恨の2連敗。6位を争うレアル・ソシエダに抜かれただけでなく、バレンシアも背後に迫っており、ここが踏ん張りどころだ。

今節のラストマッチはラリーガ EA SPORTS を代表する好カードの一つ、アトレティコ・デ・マドリー対バルセロナ。勝ち点6差で並ぶ4位と3位の直接対決は、5位アスレティックを含めたチャンピオンズリーグ出場権争いを左右する大一番だ。シャビ・エルナンデス監督が就任して以降、バルセロナはアトレティコと4度対戦し、全勝している。ただ本拠地シビタス・メトロポリターノでのアトレティコは今季ここまで13勝1分無敗と圧倒的な強さを保っており、過去のデータは当てにならない。第15節の対戦はジョアン・フェリックスのゴールによりバルセロナが1ー0で制しているが、果たして今回はどのような結末が待っているのだろうか。

ベニテス監督は0ー4で大敗した古巣レアル・マドリーとの一戦がセルタでのラストマッチとなった 【(C)LaLiga】

ジョナタン・ビエラは2月にアルメリアに加入したばかり。古巣ラスパルマスとは今回が初対戦となる 【(C)LaLiga】

第19節のバレンシア州ダービーはペペルの2ゴールなどでバレンシアが3ー1で快勝している 【(C)LaLiga】

エスタディ・オリンピクで行われた第15節はフェリックスが唯一のゴールを決め、バルセロナがアトレティコを1ー0で下している 【(C)LaLiga】

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