「毎日死ぬ気でやってきた」|ドキュメンタリー#1 栄光と挫折。経営のリアル、そしてリーグ1位との運命の決戦に密着

KMSKデインズ
チーム・協会

KMSKデインズのオーナーであるACAFPは、その活動に密着した映像ドキュメンタリーシリーズ「Together 818」を制作・配信することを発表しました。3月11日よりPlaysiaTV YouTubeにて随時公開すると共に、スポナビでも各エピソードの概要をお届けしてまいります。

本シリーズは、2024年2月18日に行われたKベールスホットVAとの試合から、デインズを物語の中心にクラブそしてオーナー企業であるACAFPスタッフの苦難や歓喜の現場を追った密着ドキュメンタリーです(タイトルであるTogether818はデインズのクラブスローガンに由来し、818はベルギーにおけるクラブ登録時の認証番号を示す)。


「毎日死ぬ気でやってきた。今日ここで死んでも何も悔いはない、そういう想いで1日1日を生きてきました。」

そうコメントするのはKMSKデインズのCEOを務める飯塚晃央。ヴィッセル神戸にて経理管理、そしてSTVVのCFOを歴任した後、2021年にACAFPに参画。以降中核クラブであるKMSKデインズの経営を担う中心人物としてここまでクラブをリードしてきました。


当時首位を走るベールスホットとの試合はスタッフ間にも緊張が走る一戦。朝早くからオフィスに来てスタッフたちと準備を始める姿からは試合に込める想いが伝わります。2年前にクラブを買収してからは突然やってきた日本人グループオーナーに対する批判も少なくなく、また多くの変化があり一時は最下位も経験しました。それからは「グローカル(グローバル&ローカル)」を経営の理念に、フロントスタッフの体制を整えたり、トップチームのスタッフとも密に連携を取ったりと、リーグトップ争いをするところまで成長を遂げたデインズ。

「どうやって一人で回していたんだろうと、現場に来てみて改めて驚きました」とコメントするのは藤本克俊。SHC(Sports Human Capital)でのインターンなどでスポーツビジネスを学び、大手メーカーに勤務した後ACAFPの門を叩き、現在はデインズの経営や運営を支えています。

【(C) KMSK Deinze】

「どん底からのスタートでしたが、我々がやっていることの素晴らしさを信じて、その信念を曲げずにやってきました。」(飯塚)

言葉の壁もある中でどのようにローカルの基盤を整えてきたのか。「アキは素晴らしい人で、彼と一緒に夢を叶えたい」とは熱狂的なサポーターグループメンバーの言葉。スポンサーやパートナー、行政を含む地元のステークホルダーの人たちと試合日のVIPルームで丁寧に対話を重ねる姿も映像では描かれています。

結果ベールスホット戦は4-2で勝利し、選手やスタッフはピッチ上で喜びを爆発させます。

【(C) KMSK Deinze】

【(C) KMSK Deinze】

「眠れない夜なんて何日も過ごしているし、でも今日2,000人ぐらいサポーターが集まって、みんなが喜んでくれたっていうのが一番重要。今日の喜びは明日すぐ忘れて、すぐに集中するべきことをやっていく、その繰り返しです。」(飯塚)

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著者プロフィール

1926年に設立されたベルギープロリーグ2部所属の歴史あるサッカークラブ。ホームタウンであるデインズ市は約4万5千人の人口を抱え、東フランダース地域にある富裕層が多く住む地域として知られています。2019-20シーズンにベルギープロリーグ2部への昇格を果たし、2021-22シーズンは4位(8クラブ中)でシーズン終了と健闘しました。新スタジアム建設計画を発表するなど、急成長を遂げているクラブです。2022年2月よりACA Football Partnersがオーナーとなり、グローバルレベルでの業務提携も積極的に進めながら、ビジネス及びスポーツ面でのさらなる発展を目指します。

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