【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第9節に向けて】 昨季王者を破った相模原DBとの一戦、準備してきたことをやり切り連勝を伸ばす

チーム・協会

LOレタリックとともに共同キャプテンとしてチームを率いるWTB山下(楽)。開幕戦の後、怪我もあり調子を落としていたが、第6節終了後のオフを挟んで回復。前節ではインターセプトからトライをマークし、今節ももちろんトライを狙っていくと宣言する。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

トヨタヴェルブリッツとの5位、6位対決となった第8節でFLサベアの挙げた4トライを含む、8トライをマークし57-22で快勝。3季ぶりとなる3連勝をおさめて4位に浮上した神戸スティーラーズは、今節、昨シーズン、ディビジョン1に昇格し、現在4勝4敗で8位につける三菱重工相模原ダイナボーアズと対戦する。相模原DBは、前節でリーグワン2022-23チャンピオンであるクボタスピアーズ船橋・東京ベイを28-34で撃破し2連勝中と勢いに乗る。レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチは「東京サントリーサンゴリアスと接戦(34-36)を演じるなど、力があるチーム。トヨタVと同様に大きな選手が多いので、しっかり準備をして臨みたい」と警戒していた。さらに、レニーHCはプレーオフ進出に向けて、すべての面で成長し続け、目の前の戦いに対し良い準備をし、やるべきことをやり切って勝利を重ねていかなければならないとも話す。まだまだチームは成長できる。特にラインアウトの修正は急務だろう。今節も準備したことをグラウンドで再現し、連勝を「4」に伸ばしたい。(取材日:2024年3月8日)

フィジー出身で東海大学から今シーズン入団。開幕戦から全試合に出場し、ルーキーとは思えぬ堂々としたプレーを見せる。世界最高ロックのレタリックから多くのことを学び、神戸スティーラーズで活躍し日本代表を目指す。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

LOワイサケ・ララトゥブア
今シーズン、神戸スティーラーズに入団し、まさか1年目から公式戦に出場できるとは思っていませんでした。リーグワンはレベルの高い選手が多いですし、大学時代と比べるとフィジカルが強いです。一瞬たりとも気を抜くことができません。一緒に出場する世界最高のロックであるガズラ(ブロディ・レタリック)から試合に向けての準備やプレーについてなど、さまざまなことを学びながら、1試合1試合成長していけたらと思っています。持ち味はフィジカルをいかしたボールキャリーとコンタクトプレーです。また、チームに入ってからディフェンス面が伸びたように思っています。今節で対戦する相模原DBのロック、エピネリ(・ウルイヴァイティ)選手は、高校時代からよく知っていて、対戦もしたことがあります。彼とやり合えることも楽しみです。チームはラインアウトという課題が出ていますが、相模原DB戦では修正したところを見せて、チームとしても個人としても準備してきたことをやり切って勝利したいと思います。

2月6日、7日の15人制トレーニングスコッド福岡合宿に参加し、自身にとって2度目となるラグビーワールドカップ出場に向けて改めて決意を固めたとか。まずは27歳になって初めて迎える試合で良いプレーをして、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチにアピールしたいと意気込んでいた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FLサウマキ アマナキ
第7節で脳しんとうの診断が下り、前節はメンバーから外れましたが、1週間前から全体練習にも参加していますし、体調は万全です。今節の対戦相手である相模原DBは、静岡BR、S東京ベイに連勝しています。勢いに乗らすと怖いチームですが、僕たちとしては、どこが相手だとしてもやることは変わりません。準備してきた神戸ラグビーをやり切るだけです。僕自身は今シーズン初めて途中からの出場となります。グラウンドに出たら、100パーセントの力を発揮してチームにエナジーを与えられるようにしたいと思います。今日(3月8日)は27歳の誕生日ですが、家族には相模原DB戦の試合後、祝ってもらうことになっています。4連勝を飾って家族に誕生日パーティをしてもらえるように頑張ります!

前節のトヨタVとの対戦では後半12分、自陣22mライン付近で相手SOボーデン・バレットのパスをインターセプトし、そのままゴールラインまで一直線。一気に流れを引き寄せる値千金のトライをマークした。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB山下 楽平
自分たちのラグビーを100パーセント精度高く遂行できれば勝てるという自信はあります。ただ、神戸ラグビーはボールを展開する分、リスクを伴います。相手からプレッシャーがかかる中でどれだけ精度高くプレーし、スコアに繋げていくことができるのか。詳細を突き詰めながら練習に取り組み、試合に臨んでいるのですが、それがきちんと再現できなかった時に星を落としているなって。また、試合に向けての準備に関しても、敗れたゲームでは100パーセントできていたのかと言われるとどうか。そういう意味では、第7節以降チームは非常に良い準備ができていて、試合でそれを体現できています。特に前節のトヨタV戦は、準備してきたことの再現力が高かった。この勝利はチームの自信につながりますし、雰囲気もとても良くなっています。今節も準備してきたことを精度高くしっかりやり切る。それに尽きます。今節からリーグ戦の後半戦がはじまりますが、プレーオフ進出に向けて、目の前の試合に対し良い準備をして勝利していけるようにしていきます。
3月10日(日)14:30KICK OFF  NTTリーグワン2023-24第9節
場所:相模原ギオンスタジアム
■相模原DB戦登録メンバー
1髙尾 時流
2松岡 賢太
3具 智元
4ワイサケ・ララトゥブア
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6今村 陽良
7アーディ・サベア
8ティエナン・コストリー
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12ナニ・ラウマペ
13李 承信
14山下 楽平(共同キャプテン)
15山中 亮平
16北出 卓也
17中島 イシレリ
18山下 裕史
19ジェラード・カウリートゥイオティ
20サウマキ アマナキ
21中嶋 大希
22マイケル・リトル
23ラファエレ ティモシー

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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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