【ラグビー/NTTリーグワン】大一番で帰ってきた頼もしき男。 德永祥尭は自信を胸に強敵との一戦に臨む<東芝ブレイブルーパス東京>

東芝ブレイブルーパス東京 德永祥尭選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は3月9日、熊谷スポーツ文化公園ラグビー場で埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)と対戦する。ともに開幕から無傷の8連勝。勝ち点38でリーグ首位の埼玉WKと、勝ち点37でリーグ2位のBL東京の激突は、ラグビーファン必見の熱戦となるだろう。

大一番に臨むBL東京に頼もしい男が戻ってくる。フランカーで先発する德永祥尭だ。

15人制ではラグビーワールドカップ2019日本大会で日本代表、7人制では2016年リオ五輪の日本代表と輝かしいキャリアを築いてきた德永は、BL東京でも2019-20シーズンから昨季まで共同キャプテンを務め、チームを引っ張ってきた。

その德永が、今季リーグ戦9試合目にして初出場となる。

「昨季の終了後に左肩の手術をしました。そこから時間は掛かりましたが、リハビリがうまくいって、自分としてもすごく自信を持った状態で帰ってくることができました。試合がすごく待ち遠しかったので、今週のメンバーに選んでもらえてうれしいです」

長いリハビリ期間となったが、德永は前向きに練習に参加し、若手選手に声掛けをしていた。ある日の全体練習終了後には、5歳年下の佐々木剛にタックルについて詳しく聞く姿があった。

「もちろん、学びたい気持ちがあります。自分はどちらかというとハードワークをしてきた結果として15人制や7人制の代表に選ばれただけであって、何かスペシャルなものを持っているわけではないので、自分よりうまいスキルがある選手から、何かしらを得たいと常に思っています」

ジャパンラグビー トップリーグ時代の2009-2010シーズン以来の優勝に向け、大きなポイントになる埼玉WKとの一戦。德永は「カウンターアタックがすごく上手なので、自分たちがミスしたときやペナルティをしてしまったときにスイッチを切らずに集中していきたい」と警戒しつつ、充実の表情で言葉を重ねた。

「すごく楽しみたいと思っています。その中でも自分の持ち味であるボールキャリーやタックルでチームを前に出していけるように頑張ります」

(安実剛士)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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