早大ラグビー蹴球部 佐藤が主将就任 『荒ぶる』へ向け、新体制始動!

チーム・協会
予餞会 2月4日 早大・国際会議場井深大記念ホール
【早稲田スポーツ新聞会】記事 村上結太、写真 西川龍佑

 早大・国際会議場井深大記念ホールにて行われた予餞会では、就任2年目をむかえる恩藏直人部長より、2024年度の新体制が発表された。主将には佐藤健次(スポ新4=神奈川・桐蔭学園)が就任。挨拶では「早稲田のプライドを持って日本一を掴み取る」と決意表明した。また副将は宮尾昌典(スポ新4=京都成章)が任命され、主務に小野史裕(スポ新4=東京・本郷)、寮長に安恒直人(スポ新4=福岡)などそれぞれ役職が決定。大田尾竜彦監督(平 16 人卒=佐賀工) は4年目となる続投。「(監督としての)自分の在り方を考えなおす」と新年度への覚悟を語った。

今年度、主将を務める佐藤健次(スポ新4=神奈川・桐蔭学園) 【早稲田スポーツ新聞会】

 新体制発表後、卒部する4年生から一人ずつ挨拶し、チームへの感謝の思いなどを述べた。昨季副将を務めた永嶋仁元副将(社4=東福岡)は「自分のラグビー人生の最後が早稲田で良かった」と声を震わせて語った。また、村田陣悟(スポ4=京都成章)は「自分の色を出して、対立して高めあう早稲田らしさを持ってほしい」と後輩たちを激励した。

新役員の集合写真 【早稲田スポーツ新聞会】

 昨季は大学選手権ベスト8で京産大に敗れ、思うような結果を残すことができなかった早大。卒部する4年生が語った悔しさ、メッセージを胸に、部員たちは一枚岩となって『荒ぶる』に向けてひた走る。

スタッフ紹介

監督 大田尾 竜彦(平16人卒=佐賀工)
主将 佐藤 健次(スポ新4=神奈川・桐蔭学園)
主務 小野 史裕(スポ新4=東京・本郷)
副将 宮尾 昌典(スポ新4=京都成章)
副務 松永 拓実(スポ新4=埼玉・県浦和)
   谷口 宗太郎(人新3=福岡・修猷館)
   渡邉 琉斗(法新3=東京・本郷)
寮長 安恒 直人(スポ新4=福岡)
副寮長 細矢 聖樹(スポ新4=国学院栃木)
委員 井上 泰志(スポ新4=福岡・東筑)
   清水 翔大(文新4=東京・早実)
   清 透馬(商新4=茨城・茗溪学園)
   守屋 大誠(政経新4=東京・早実)
   栗田 文介(スポ新3=愛知・千種)
   田中 勇成(教新3=東京・早実)
   野中 健吾(スポ新3=東海大大阪仰星)

コメント

佐藤健次主将(スポ新4=神奈川・桐蔭学園)

――どのような経緯で主将に就任しましたか

 同期の投票という形で決まりました。僕自身選手権で負けてからチームを勝たせたい、引っ張っていきたいという気持ちはありました。

――就任が決まった時はどのように感じましたか

 自分が一番変わらなければと感じました。それはプレー面でもそれ以外の面でも、今までと同じ事をやっていたら同じ結果で終わってしまうので、主将に就任することをきっかけに大きく変わることができるチャンスなのかなと思いました。

――これからどんなチームにしていきたいですか

 まずは4年生が主体性を持って取り組んでいくこと、また今までプレッシャーや厳しさの中でラグビーを楽しむことを忘れてしまうことがあったので、ラグビーを楽しめるようなチームにしていきたいです。

――個人としての目標はなんですか

 大学で一番強いFWを作ることと、僕自身が大学ナンバーワンの選手になる必要があると思っています。それが日本代表に繋がるとも思います。佐藤健次がいれば早稲田は負けないと言われるような人間になりたいです。

――日本代表の合宿メンバーに選ばれましたが、遠征先の福岡ではどのようなことを学びたいと考えていますか

 まだHO転向から2年目ですが、未熟なところがある中でも選んでいただけたということに自信を持って、まずは積極的に自分の良さをアピールしていきたいです。またプレー外の部分でも、現在プロで活躍しているような選手の行動から、ラグビーに取り組む覚悟や姿勢を学びたいです。

宮尾昌典副将(スポ新4=京都成章)

――任命されたときのお気持ちを教えてください

 リーダーとして引っ張っていかないといけないっていうのはずっと思ってたので、 特別な思いというのは特にないですが、自分ができる限りのことは健次と一緒に頑張りたいと思います。

――副将として自身がチームに求められているものはなんだと思いますか

 キャプテンの健次が全部やる、というのは無理だと思うので、サポートをしつつ、健次の見えないところであったり、チームを1歩下がったところから見れるように冷静でいることだと思います。

――ラストイヤーとなりましたが、どんな1年にしたいですか

 個人的には、チームを勝たせられるハーフになりたいと思います。あとは、怪我せずにグラウンドに立ち続けることを副将の姿として体現したいなと思います。

――春シーズンが始まるまでの間、チームでどんなことを意識して取り組みたいですか

 基礎体力であったり、個人スキルの部分を特にレベルアップしていくっていう期間にしたいです。この期間で個人のスキルを磨いて、濃い時間にしていきたいです。

安恒直人寮長(スポ新4=福岡)

――任命されたときのお気持ちを教えてください

 去年のシーズンを振り返って、 グラウンド内だけではなく、グラウンドの外のところも大切だということを改めて感じ、早稲田のAで出るメンバーが多い寮だからこそ、規律をもう一度改めなければならないなと責任を感じています。

――今年の個人の目標を教えてください

 誰にも当たり負けない、全てに当たり勝つことです。やはり、FWとして勝たないとダメだと思うので、そこを自分が引っ張っていけるようにしたいと思います。

――『荒ぶる』に向けて、自身が求められている役割は何だと思いますか

 FWを引っ張るということです。キャプテンは健次の健次と一緒に自分も引っ張っていかないといけないと思っています。規律のところだけではなく、プレーで引っ張れる存在になっていきたいです。

――寮長になって、特に心がけたいことはありますか

 当たり前のことを当たり前にする、ということです。リーダー陣の中でも自分がそういうところをしっかりしないと、 周りに何も言えず、また周りもついてきてくれないと思うので、ちゃんと当たり前のことを当たり前にできるように頑張ります。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント