【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第6節に向けて】 前節から先発5人を入れ替えて、負の連鎖を断ち切る

チーム・協会

頼れる男、山中 亮平がグラウンドに戻ってきた!「出ていない2試合(第4節東京SG戦、第5節S東京ベイ戦)は勝てる試合だったなって。連敗から脱することができるよう、チームに勢いをもたらすプレーがしたい!」。流れを変える左足のロングキック、思い切りのよいカウンターアタックに注目だ。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

昨シーズンの王者・クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの対戦でシーソーゲームの末に惜敗し(34-38)3連敗となったコベルコ神戸スティーラーズ。第6節で対するのは昨シーズン、チーム史上初のトップ4入りを果たした横浜キヤノンイーグルスだ。南アフリカ代表でワールドカップ連覇に貢献したSHファフ・デクラークやCTBジェシー・クリエルは怪我により戦線離脱も、オーストラリア代表の新加入LOマシュー・フィリップや国内屈指のゲイムメイカーであるSO田村 優といった注目選手が名を連ねる。また、今シーズン、静岡ブルーレヴズでスクラムコーチを務めた名嘉 翔伍氏が加わり、スクラムの強さに磨きがかかった。セットプレーをどれだけ安定させることができるのかが、ポイントの1つだ。神戸スティーラーズは第5節からの2週間で2試合のトレーニングマッチを行い、そこで好プレーを見せた4選手が先発メンバー入り。さらにFB山中亮平が復帰し、最後尾からチームを支える。4連勝中の横浜Eを前に今節も厳しい戦いが予想されるが、選手もSteel Matesも勝利に飢えている。「勝ちたい」気持ちを前面に出して、勝利をもぎ取る。(取材日:2024年1月25日)

東芝ブレイブルーパス(当時)からリーグワン初年度に神戸スティーラーズへ。移籍1年目は8試合、昨シーズンは11試合に出場も、今シーズンこれまでの5試合では出番がなく、ようやくチャンスを掴んだ。「土曜は神戸のプライドを持って試合に臨みます!」と意気込む。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

LO小瀧 尚弘
トレーニングマッチの2試合では得意とするラインアウトやディフェンスで自分らしいプレーができ、今回、試合メンバー入りすることができました。これまでの5試合では出番がなくて、悔しさを感じていたので、今節ではすべてをぶつけて、次節以降もメンバーに絡めることができるようにしたい。しかも、ずっと手本にしてきたカズラ(ブロディ・レタリック)という世界No.1のロックと初めて一緒に公式戦に出られるということで、テンションが上がっています。対戦相手の横浜Eは、ブレイクダウンでも激しくファイトしてくるので、容赦なく戦っていきFWとして絶対に負けないようにしたいと思います。

第5節クボタスピアーズ船橋・東京ベイ終了後に灘浜グラウンドで行われた花園近鉄ライナーズ、静岡ブルーレヴズとのトレーニングマッチでは堅実な試合運びとリーダーシップでチームを勝利に導いた。公式戦の出場は、第1節三重ホンダヒート戦以来。「開幕戦以上のパフォーマンスをしたい!」と宣言する。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

SH徳田 健太
敗れた3試合は、完全に相手にやられたという試合ではなく、あと少しのところで負けているという印象です。ミスや反則があって自分たちのやりたいことができていない時にスコアされたり、ディフェンスのスタッツは良いのに一瞬の隙を突かれてトライを奪われたりしています。横浜Eは、能力が高くフィジカルも強いチームですし、隙を見せたら一気にやられてしまいます。敗戦の教訓をいかして、80分間集中して自分たちのベストなパフォーマンスを出し続けられるようにしていきたい。連敗という負の連鎖を断ち切るためにも、どんな形でもいいので、とにかく勝つ!そういう思いでチームは1つになっています。僕自身も第1節以来の先発となり、気合が入っています。自分に与えられた役割を遂行することに加えて、声や姿勢でみんなの集中を切らさないように引っ張っていき、勝利に貢献したいと思います。

第4節東京サントリーサンゴリアス戦に向けての練習で足を負傷し、3試合ぶりに戦列へ。「コンディションはいいです!」と笑顔。ちなみに、リハビリ期間中は奥様からの提案でレバーなどの肉類を多めに食べて早期回復に努めたとか。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FB山中 亮平
3連敗中ということで、次の試合は絶対に勝たないといけない一戦です。大事な試合で戦線に復帰し、チームに勢いを与えられるようなプレーがしたいと思います。キックでエリアを獲得するところで貢献することはもちろんですが、両ウイングがトライゲッターなので、(李)承信と一緒にゲームコントロールしながら2人にボールを繋げられるようにしていきたい。また、横浜E戦はキックが多くなると思いますので、バックスリーのキック処理は大事になってきます。そこでしっかりプレッシャーをかけていき、勝って連敗を阻止したいと思います。
1月27日(土)14:10KICK OFF  NTTリーグワン2023-24第
場所:ニッパツ三ツ沢球技場
■横浜E戦登録メンバー
1中島 イシレリ 
2松岡 賢太
3具 智元
4小瀧 尚弘 
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6サウマキ アマナキ
7アーディ・サベア
8ティエナン・コストリー
9徳田 健太
10ブリン・ガットランド
11林 真太郎
12マイケル・リトル
13李 承信
14 松永 貫汰
15 山中 亮平
16北出 卓也
17髙尾 時流
18山下 裕史
19ワイサケ・ララトゥブア
20今村 陽良
21日和佐 篤
22ナニ・ラウマペ
23ラファエレ ティモシー

【コベルコ神戸スティーラーズ】

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著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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