早大ア式蹴球部 創部100周年キックオフイベントが聖地・東伏見で開催

チーム・協会
100周年キックオフイベント 1月7日 早大東伏見グラウンド
【早稲田スポーツ新聞会】記事・写真 和田昇也  写真 髙田凜太郎・田中瑠花

 2024年、創部100周年のメモリアルイヤーを迎えたア式蹴球部(ア式)。新たなスタートをア式に関わる多くの人と共に踏み出すイベントとして100周年キックオフイベントが早稲田サッカーの聖地東伏見にて開催された。

イベントに集まった方々 【早稲田スポーツ新聞会】

 イベントの第一部では100周年記念式典が行われた。華やかな記念ムービーの上映で幕が開けた式典。ア式OBで現在はテレビ朝日アナウンサーの寺川俊平氏(平22卒)の進行により執り行われた。式中にはJリーグ初代チェアマンでありア式OBでもある川淵三郎氏(昭36卒)の祝辞で会場が盛り上がる場面もあった。また、100周年のコンセプトロゴやコンセプトの発表、さらには記念ユニフォームの発表も行われた。式典の最後には兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)、後藤史監督(平21教卒=宮城・常盤木学園)の男女両部の監督による新シーズンに向けての力強い決意表明が行われ、第一部は終了した。

新ユニフォームを着て意気込みを話す伊勢航新主将(社3=ガンバ大阪ユース) 【早稲田スポーツ新聞会】

 舞台を東伏見グラウンドに移して行われた第二部ではア式OB・OGチームと現役チームによる100周年記念マッチが開催された。幅広い世代のOB・OGのコラボレーションとなった試合は、日本代表戦でもお馴染みの寺川氏の実況や兵藤監督のプレーなどで東伏見のグラウンドは盛り上がりを見せる。結果は2ー1でア式OB・OGチームの勝利に終わり、和やかなムードでイベントは幕を閉じた。ア式100周年のメモリアルイヤーがついに開幕した。1部昇格・全カテゴリーでの日本一を目指して。ピッチ内外問わずさまざまな場所で彼らの活躍がより見られる1年になることを期待したい。

ピッチに立つ兵藤監督 【早稲田スポーツ新聞会】

コメント

兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)

――今日のイベントを終えていかがでしたか

改めてすごい人たちに支えてもらてる組織ですし、そういう人たちがこの場で切磋琢磨して大学の4年間があったからこそ今があるというのを、本人の口から聞けるっていうのが、やっぱり現役部員にとって1番の刺激になったと思いますし、だからこそここで4年間どうやって過ごすのかっていうのが、大事になってくると思うので、そういう部分では自分が監督としてそういう環境を設定してあげるっていうことが、大事になってくるのかなと思うので、厳しくしながら、自分たちの好きで始めてるサッカーを追求しながら、 人間的にも大きくなれるような組織にしていきたいなと思いました。

――記念マッチでプレーされていかがでしたか

解説って言われてて、出るとは言われてなかったので、何も準備してなかったんですけど、とりあえずノーアップだったので、怪我しないようにしながら。(OBチームが)14人出てたので、ちょっと楽させてもらいながらも、改めてサッカー楽しいなって思いながらやらせてもらったり、止める・蹴るはレジェンドチームは全員しっかりしてるので、そういう部分でサッカーやりやすかったかなと思います。

――2024年どんな1年にしたいか、意気込みお願いします。

1部昇格はもう確実にやらないといけないですし、そこは僕の最大のミッションだと思いますし、プラスアルファ日本一を常に狙える集団っていうところで、どのカテゴリーもその気持ちで同じ方向を向いて、やり続ける組織に1年間でしっかり成長していきたいです。昨年土台を少し築けた部分あるので、そこに結果がついてこなかったというところを追求して1年間、学生自体も自分たちがやってるサッカーを魅力的って感じてもらえたり、見てる人もやっぱ早稲田のサッカーってなんか面白いよねって思ってもらえるような1年にしたいなと思います。


徳永悠平氏(平19人卒)

――今回の記念マッチに参加された経緯を教えてください

歳が近い後輩から、イベントをやるのでぜひ参加していただけませんかという話を聞いて、なかなかこういうのがないと来る機会がないので、それで参加したというかたちです。

――実際に記念マッチでプレーされていかがでしたか

楽しかったです。たくさんのOBの方や同世代に久しぶりに会えましたし、あとは現役生と一緒にサッカーができる機会はなかなかないので、すごく楽しかったです。

――この機会に会えて印象的な方はいらっしゃいましたか

やはり一緒に大学4年間でやった同級生とか後輩、先輩と会えたのはうれしかったですし、あとは(FC東京時代の監督)城福さん(城福浩氏、昭58教卒)です。なかなか最近会えてなかったので、今日久しぶりに会えてうれしかったです。

――100周年の今年にア式蹴球部の部員たちに期待したいことはありますか

もちろん1部昇格というのを一番に期待しています。あとは早稲田らしく、 いろんなチームからいいチームだなと言われるような、そういう素晴らしいチームになっていただけたらうれしいです。


伊勢航新主将(社3=ガンバ大阪ユース)

――今日のイベントを終えていかがでしたか

このイベントの運営に関わらせてもらって、当初ここまで人が集まると思っていなかったのでそこは感慨深いものがありましたし、改めていろんな人たちの支えがあったり今までのOBの方々が積み上げてきたものによって今の自分達がこうやって不自由なく活動できていることに感謝の気持ちがあります。

――2024年はどんな1年にしたいですか

早稲田のア式蹴球部という組織は1部にいないといけない存在ですし、日本サッカー界をリードしてきた組織なので、この100周年を機に今までの姿を取り戻すだけじゃなくて、取り戻すことを目指して、日本一っていうのも、日本をリードする存在ということを表現する1つの形なので、結果にこだわってやっていきたいなと思います。
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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