【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第4節に向けて】 2024年初戦、精度高く自分たちのラグビーをやり切ることが鍵になる

チーム・協会

「アグレッシブ・アタッキングラグビー」を掲げる東京サントリーサンゴリアス。神戸スティーラーズもどこからでも攻撃を仕掛けるアタッキングラグビーが自慢だ。すべての面で相手を凌駕し、敵地で躍動したい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

2023年最後の試合は39-46と7点差で東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)に敗れ、現在2勝1敗勝ち点10で4位のコベルコ神戸スティーラーズ。新年最初の試合は、東京・秩父宮ラグビー場にて、2勝1敗勝ち点11で3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)と対戦する。今シーズンは、南アフリカ代表のWTBチェスリン・コルビ、ニュージーランド代表キャプテンFL /NO8サム・ケインが入団し、注目を浴びる東京SG。加えて、メンバー入りはしていないが、アルゼンチン代表で104キャップを誇るSOニコラス・サンチェスが合流した。ほかにも日本代表のSH流 大、WTB/FB松島幸太朗など、タレントが揃う。標榜するのは、「アグレッシブ・アタッキングラグビー」だ。神戸Sは、前節ではミスでことごとくチャンスを潰し、逆にミスから相手にトライを許した。「フラストレーションの溜まる展開だった」と共同キャプテンのブロディ・レタリック。デイブ・レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチは「やることは間違っていない。前に出て、どんどん仕掛けてチャンスを作れていたが、状況判断が悪く、パスが繋がらずにミスになった。精度を高めていくことが必要だ」と語っていた。この点に関して、どの選手も、周りとコミュニケーションを取って詰めていけば、すぐに改善できると口を揃える。
手強い相手との対戦だが、精度高く自分たちのラグビーをし、2024年初戦で良いスタートを切りたい。
※会場では1月1日に発生した令和6年能登半島地震において募金活動を実施予定です。被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。皆さまの安全と、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
(取材日:2024年1月4日)

東京SGのNO8はサム・ケイン。「すごい選手ですが、神戸にはアーディ(・サベア)がいます!FW戦では絶対に負けません」と気合を込めた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FLサウマキ アマナキ
日本代表でプレーしたことで、ボールキャリーした後の動きなど、細かいところを学ぶことができ、それがチームに戻ってからも出すことができています。今節も自分の持ち味であるボールキャリーで強さを見せて、ディフェンスでは激しくプレーしていきます。東京SGは、ワールドクラスの選手や良い選手が揃っていて、簡単に勝てる相手ではありませんが、チームとして、前節の課題を踏まえて良い準備ができていますので、それを精度高くグラウンドで遂行したいと思います。

第2節から「9番」をつけて出場するSH中嶋。前節ではトライをマークした。今節も強気なアタックに注目を。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

SH中嶋 大希
前節はボールも地域も支配できて良いところが多かっただけに、ミスからトライを許し悔しい敗戦になりました。ミスが出た要因は、ポジショニングやボールをもらうタイミングなど、少しずつズレていて、全員が同じ絵を見ることができていなかったところです。今節に向けて、チーム内で1つ1つのプレーを再確認し、自分たちのラグビーを精度高くやり切ろうと準備を進めてきました。また、東京SGは、キックを多用するチームなので、蹴られた後にしっかり戻って早くポジショニングするなども意識してやっていきたい。個人的には、自分の持ち味である強気なランをもっと見せたい。第2節、第3節では、そういう場面があったにもかかわらず、チャンスをいかすことができなくて…。自分の役割を全うすることに加えて、スペースがあれば自分で仕掛けていき、チームを勢いづけたいと思います。2024年一発目の試合です。良い準備ができていますので、勝利できるよう頑張ります!

オフ期間中にリフレッシュでき100パーセントのコンディションで、いざ東京SG戦へ。これまで以上の活躍に期待したい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

CTBナニ・ラウマペ
神戸スティーラーズに入団して2シーズン目に入り、周りの選手に対して理解が深まり、昨シーズンよりもプレーしやすくなっています。ただ、まだまだ良くなる。今節は12番でプレーすることになりますが、これまでのキャリアでは12番に入ることの方が多かったので、まったく問題はありません。チームから求められるポジションを全力でプレーするだけです。東京SGは過去の成績からもわかるよう、日本ラグビーを引っ張ってきたような存在です。ワールドクラスの選手も揃っていて、今節はビッグゲームになる。良い準備はできているので、自信をもって試合に臨みます。

13番でプレーするのは、中学2年の時以来だという。「セットプレーの時の立ち位置などが変わってきますが、基本的にはやることは変わりません。勝つための準備はできています」ときっぱり。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

CTB李 承信
相手SOの髙本(幹也)選手は、高校時代、よく対戦していましたし、帝京大学では同期でした。スキルが高く、リスペクトしている選手なので、リーグワンで対戦できることは楽しみですし、同時に負けたくないという思いが強いです。今節は、13番でプレーすることになりますが、背番号が変わっただけでやることは変わりません。アタックをオーガナイズしながら、外側の選手に良いボールを供給できるようリードしていきたいと思います。これから東京SG、S東京ベイ、横浜Eと昨シーズントップ4チームとの戦いが続きます。BL東京戦は、ミスで勝利を逃しました。前節で出た課題を修正し、100パーセントの力を出し切って勝利したいと思います。
1月6日(土)14:35KICK OFF  NTTリーグワン2023-24第4節
場所:秩父宮ラグビー場
■東京SG戦登録メンバー
1中島 イシレリ 
2松岡 賢太
3具 智元
4ワイサケ・ララトゥブア
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6サウマキ アマナキ
7アーディ・サベア
8ティエナン・コストリー
9中嶋 大希
10ブリン・ガットランド
11山下 楽平(共同キャプテン)
12ナニ・ラウマペ
13李 承信
14松永 貫汰
15山中 亮平
16北出 卓也
17髙尾 時流
18渡邉 隆之
19ジェラード・カウリートゥイオティ
20今村 陽良
21日和佐 篤
22マイケル・リトル
23濱野 隼大

1月5日 メンバー変更がありました。
14松永 貫汰 → 濱野 隼大
15山中 亮平→ 松永 貫汰
23濱野 隼大→林 真太郎

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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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