早大ラグビー蹴球部 「ただただみんなともっとラグビーがしたかった」(伊藤主将) まさかの準々決勝敗退 チーム伊藤の『荒ぶる』の道途絶える
【早稲田スポーツ新聞会】記事 戸祭華子、写真 川上璃々
アウェイの中、大阪・ヨドコウ桜スタジアムにて全国大学選手権(大学選手権)準々決勝となる京産大戦が行われた。「起点となるセットプレーの精度と中盤でのペナルティー」(大田尾竜彦監督、平 16人卒=佐賀工)で、早大は準備してきたものを思うように発揮することができず、相手にリードを許して前半を終える。反撃が期待された後半、リザーブ選手たちの活躍も光り、全員が一丸となって奮闘するものの、京産大の強烈なアタックを止めることができず、無念の敗北となった。
涙を流しながら挨拶をする早大選手たち 【早稲田スポーツ新聞会】
攻撃を仕掛けるFB伊藤 【早稲田スポーツ新聞会】
インゴールへ飛び込むSH宮尾 【早稲田スポーツ新聞会】
コメント
――今日の試合を振り返っての総括をお願いします
起点となるプレー、セットプレーですね。なかなか自分たちが準備してきたものを出し切れなかったという感じで、非常に京都産業大学さんが強かったなというのが、トータルの印象ですね。
――京産大の積極的に前に出てくるディフェンスへの対応についてはいかがですか
後半に入って自分たちが攻撃を仕掛けている時間帯もあったので、ディフェンスによってペースが狂ったということはそこまでないかなと思います。やはり攻撃力の方が印象に残っています。
――後半相手に点を取られた後、なかなか自分たちの流れに持って来れなかった要因はどこにありますか
ラインアウトで全然獲得できなかったところが非常に大きいところかなと思います。準備したいくつかのプレーで流れを取り戻したり、攻撃をスタートをさせればという思いはあっていたのですが、やはりそこの食い止めるところがチグハグだったのかなと思います。それは試合全体を通してそうだったのかなと思います。
――昨年は京産大に1点差で勝利していますが、今年のこの結果を受けてその差はどのようなところだと考えていますか
試合は流れに左右される部分が結構あるので、今日はちょっとしたところでずっと流れをつかみ切れなかったのが大きいかなと思います。
FB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
――今日の試合を振り返っての総括をお願いします
自分たちのやりたいことをシンプルに出させてもらえなかったので、京産大の勝ちかなと思います。
――京産大の積極的に前に出てくるディフェンスへの対応についてはいかがですか
そこでバトルしようと思ったのですが、やられてしまった印象があります。まだあまり整理ついていなくて、なんとも言えないですが、そこでもう少し行きたかったなと思います。
――振り返ってみて、どう修正したかったですか
セットプレーを少なくしたかったなと思います。キャプテンとしてやり切れなかった責任は大きいなと思います。
――左手のNO・1の意味は
僕自身が本当に1番プレーで引っ張りたいという思いが強くありました。それが出せなかったのは正直悔しいです。そこでもっといけたらなという思いはありました。
――後半最初のアタックでペナルティーを取っていたと思いますが、ショットの可能性は無かったのでしょうか
焦っているわけではなかったのですが、ラインアウトもスクラムもあと少しというところだったので、それだったら自分たちの一番自信のあるストラクチャーでアタックしようと思っていました。ショットの可能性は無かったです。
――ノーサイドの笛が鳴った時の素直なお気持ちを教えてください
やっぱり、監督やコーチ陣と4年生と、上井草に残してきたメンバーとも、ただただ本当にみんなともっとラグビーがしたかったです。それでこの結果だったのですごく悔しいです。
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