【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第1節に向けて】 昨シーズンの悔しさを晴らす戦いの幕開け!豪華メンバーで白星発進を目指す

チーム・協会

髪を短くし気合い十分のブロディ・レタリック(左端)とチームにすっかり馴染んだ様子のアーディ・サベア(右から2人目)が先発メンバーに名を連ねた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

昨季、5勝11敗9位と、トップリーグ創設後チーム史上ワーストの成績で終えた神戸スティーラーズは、今季、前豪州代表のヘッドコーチで、スーパーラグビーのチーフスなどを優勝に導いた名将デイブ・レニー氏にチームの再建を託した。8月14日に始動してから、レニー氏のもとで、昨季の課題であるディフェンス面やフィットネスを強化し、プレシーズンマッチではターンオーバーから切り返して得意の攻撃へと繋げるシーンが何度も見られ、5勝1敗と大幅に勝ち越した。2019-20シーズンから2シーズン所属し、今季、再加入となるニュージーランド代表109キャップを誇るブロディ・レタリックとともに共同キャプテンを務める山下 楽平は「チームはこれまでにないくらいハードワークをしてきて、いいシーズンになると確信しています」と自信をのぞかせる。昨季の雪辱を晴らすシーズンの初戦は、今季、ディビジョン1に昇格した三重ホンダヒートだ。10月のプレシーズンマッチでは48-19で神戸Sが勝利するも、決して油断はできない。RWC2023で頂点に立った南アフリカ代表のフランコ・モスタートや東京サンゴリアスでも活躍した今季加入のテビタ・リーなど、実力ある選手が多い上に、伊代表のヘッドコーチを務めたキアラン・クローリー氏を新たに指揮官に迎え上位進出を狙う。神戸Sはブロディ・レタリック、アーディ・サベア、ナニ・ラウマペというオールブラックスに加え、具 智元、サウマキ アマナキ、李 承信、山中 亮平の日本代表を先発に据えて、大事な開幕戦に臨む。(取材日:2023年12月7日)
WTB山下 楽平
三重Hはアグレッシブな展開ラグビーが魅力です。ただ、直近に行われたプレシーズンマッチの2試合では無得点と、相手はトライに飢えていると予想されますが、そこで強化してきたディフェンスでしっかり攻撃の芽を摘みます。もちろん、神戸Sはこれまで通りどこからでもトライを取るアタックが強みですので、ディフェンスでボールを奪って攻撃し、スコアを重ねて勝利したいと思います。個人的には、10年目のシーズンになりますが、怪我があったり、メンバーに入れなかったりして開幕スタメンは数回しかありません。久しぶりに開幕戦でスタートから出られるので、しっかりトライを取って勝利の原動力になりたい。神戸で開催される開幕戦、Steel Matesの声援があと1歩のひと押しになります。スタジアムに足を運んで僕たちの背中を押してください。

「強化したディフェンスで0点に抑えて勝利したい」と力強く宣言していた共同キャプテンを務める山下(楽)。自身はトライを取って勝利に貢献したいと誓う。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

PR具 智元
神戸スティーラーズに入団してから初めての開幕スタメンです。しかも、4シーズン在籍した古巣との対戦ということもあり、ワクワクしています。コンディションも万全ですし、試合では、2度目の出場となったワールドカップを経験し、プレーに自信がついて、すべてにおいて成長したところを三重Hの関係者やSteel Matesに見せたい。僕の役割は、セットプレーでプレッシャーをかけてバックスに良いボールを提供すること、そして、フィールドプレーではチームから求められているワークレートの高さを出すことです。良いパフォーマンスを発揮して、大事な開幕戦の勝利に貢献したいと思います。

神戸Sに入団してから怪我があり、なかなか思うようなパフォーマンスが発揮できていない。今シーズンこそ全試合に出場し、優勝に貢献したいと意気込む。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

CTB李 承信
ワールドカップでは出番がほとんどなく、初めての挫折になりました。その悔しさがリーグワンに向けて良いモチベーションになっていて、試合が待ち遠しくて仕方ありません。開幕戦はセンターでの出場となりますが、ガットランド、ラウマペという経験のある選手の間で自由にプレーさせてもらうことができています。10番ではなかなか見せることができなかった強気なランでどんどん仕掛けていってチャンスメイクして勝利に貢献したいと思います。また、個人的には兄(承爀)と初めて対戦することになります。最後までグラウンドに立ち、リザーブに入っている兄とマッチアップすることも楽しみです。

学生時代はずっと同じチームだったこともあり、兄弟対決は初めてのこと。「家族内のLINEグループがちょっとギクシャクしていますね」と笑いを誘っていた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

12月9日(土)12:00kick off NTTリーグワン2023-24第1節
場所:ノエビアスタジアム神戸
■三重H戦登録メンバー
1髙尾 時流
2松岡 賢太
3具 智元
4ワイサケ・ララトゥブア
5ブロディ・レタリック(キャプテン)
6サウマキ アマナキ
7アーディ・サベア
8ティエナン・コストリー
9徳田 健太
10ブリン・ガットランド
11山下 楽平
12李 承信
13ナニ・ラウマペ
14松永 貫汰
15山中 亮平
16北出 卓也
17中島 イシレリ
18渡邉 隆之
19ジェラード・カウリートゥイオティ
20今村 陽良
21日和佐 篤
22マイケル・リトル
23ラファエレ ティモシー
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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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