令和5年度「スポーツの日」中央記念行事 スポーツ祭り2023
【令和5年度「スポーツの日」中央記念行事を開催(写真:アフロスポーツ)】
会場となった東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター・イーストにて抽選で選ばれた参加者が各プログラムを楽しんだほか、特設サイト、YouTube(スポーツ祭り2023チャンネル)において、ライブ配信も実施されました。
■開会式/スポーツ庁長官によるセルフチェックと改善エクササイズ
はじめに、室伏広治スポーツ庁長官が、「皆様が今いらっしゃるのは、味の素ナショナルトレーニングセンター・イーストです。ここでは普段、オリンピアンやパラリンピアンの選手たちがトレーニングをしています。今日は色々な体験ができる1日となっていますが、その中にこの施設の見学もあります。世界でも最先端のトレーニング施設ですので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。スポーツの中にはメダルを目指すだけではなく楽しむものもあります。今日は1日楽しんでまいりましょう」と、主催者を代表して挨拶を行いました。
【ゲストアスリートとして参加した、左から宇山賢さん(フェンシング)、小西ゆかり選手(射撃/ライフル射撃)、堀水宏次郎選手(射撃/ライフル射撃)(写真:アフロスポーツ)】
【ゲストアスリートとして参加した、左から廣田武司選手(パラ射撃)、土井健太郎選手(パラ卓球)、吉田信一選手(パラ卓球)(写真:アフロスポーツ)】
【挨拶をする室伏広治スポーツ庁長官(写真:アフロスポーツ)】
【挨拶をする山田加奈子北区区長(写真:アフロスポーツ)】
『セルフチェック』は室伏長官が独自に考案したメソッドで、健康的な日常生活のために自分の身体の状態を把握し、意識的に身体を動かすきっかけ作りを目的としたもので、老若男女問わず自分のペースで簡単に取り組むことができます。今回は11種類あるプログラムのうちの1つである『上半身と下半身の可動性とバランス』のセルフチェックを行いました。片方の肘を90度に曲げてから腕を上げた状態にセットし、肘を下ろすと同時に同じ側の膝を上げて肘が膝頭につくか、そしてバランスを崩さないでその状態を5秒間キープできるかを確認します。このとき背中を丸めないように気をつけるのがポイントです。会場やオンラインの参加者も早速挑戦しましたが、中には上手くできない人もいました。そのような人たちのために、改善するためのエクササイズも室伏長官がレクチャーしました。
また、セルフチェック以外にもいくつかのエクササイズが紹介されました。新聞紙や紙風船を使用するユニークなエクササイズで、手法自体は子どもでも取り組めるわかりやすいものでした。その反面、普段使用しない筋肉を使うなどエクササイズの効果は高く、室伏長官と一緒にステージ上で実践した宇山さんも汗をかいていました。
『スポーツ庁長官によるセルフチェックと改善エクササイズ』プログラムが終了すると、参加者は『スポーツ教室&練習見学』『アクティブ・チャイルド・プログラム』『レッツ・チャレンジ!おもしろスポーツ』の3つのプログラムに分かれて参加しました。
【セルフチェックをする室伏長官(左)と宇山さん(写真:アフロスポーツ)】
【子どもたちと触れ合う室伏長官(写真:アフロスポーツ)】
■勝ち飯®教室
『勝ち飯®教室』では、北京2008大会に出場し、現在は管理栄養士として活躍する柴田隆一さん(水泳/競泳)が講師を務め、『「勝ち飯®」の基本を理解し、明日からの食生活に活かしていこう!』のテーマの基、勉強会が行われました。
【『勝ち飯®教室』で講師を務めた柴田隆一さん(水泳/競泳)(写真:アフロスポーツ)】
どのように栄養バランスを整えたら良いのかという部分で『勝ち飯®』が紹介されました。『勝ち飯®』は『食事』と『補食』の2つの柱から成り立っています。1日3回の食事においては『主食』『汁物』『主菜』『牛乳・乳製品』『副菜』の『5つの輪』を揃えることを意識すること、そして食事は汁物からスタートするとメリットがあるということが紹介されました。続けて、スポーツ選手は3回の食事だけでは必要な栄養を満たせないことが多いということから、目的に応じて必要な栄養を必要なタイミングで摂るための『補食』について説明がありました。エネルギーやたんぱく質の補給を目的とした際に推奨される補食の例などが紹介された後、味の素株式会社がアスリートのコンディションをサポートするために考えた『勝ち飯®』メニューである『Power Ball®』が紹介されました。『Power Ball®』はだしのうま味が効いた小分けのおにぎりで、試合の合間や練習時など、時間のないときでも 手軽に食べることができるのが特徴です。試食した参加者からは「美味しい」という声がたくさんあがりました。
最後に柴田さんが「食事は目的ではなく手段です。スポーツやそれ以外のことでも、それぞれの目標を達成するために食事を摂るということが大切です。あまり突き詰めすぎず、何よりも『みんなで楽しく食べる』ということを大事にしてください」とコメントし、プログラムが締めくくられました。
【『Power Ball®』を試食する参加者(写真:アフロスポーツ)】
■スポーツ教室の実施
卓球の体験教室では、馬場美香さん(オリンピアン)や開会式にも参加した土井健太郎選手(パラアスリート)、吉田信一選手(パラリンピアン)が、子どもたちと一緒に汗を流しました。ウォーミングアップやボール遊びで体を温めてから、卓球の基本となるフォアハンド打ちやバックハンド打ちの練習と、車いす卓球を体験しました。その後、参加者とスタッフとでチャレンジマッチを行い、約2時間の体験教室が締めくくられました。参加者の子どもたちは卓球の楽しさを十分に味わい、笑顔で会場を後にしました。
【卓球の体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【フェンシングの体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【フェンシングの体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【フェンシングの体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【ライフル射撃の体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【ライフル射撃の体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【ライフル射撃の体験教室に参加する子どもたち(写真:アフロスポーツ)】
【エントランスに展示されたパネルやマスコット(写真:アフロスポーツ)】
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