2023年度(第7回)8地区強化指定選手チーム対抗戦(女子)が開幕

日本ゴルフ協会(JGA)
チーム・協会

第1ラウンド 首位に立ったのは連覇を狙う九州チーム

【個人首位につけたのは九州チームの荒木七海】

2023年度(第7回)8地区強化指定選手チーム対抗戦(女子)は12月5日、宮崎県宮崎市のトム・ワトソンゴルフコースで第1ラウンドを行った。冷たい雨が降る中でスタートしたこの日、大会連覇を狙う九州チームが3オーバーパー147ストロークで2位の関西チームに2打差をつけて単独首位に立った。

九州チーム首位スタートの立役者となったのは荒木七海。10番ホールからスタートした荒木は、11番でバーディが先行するも12番から連続ボギー。14番でバウンスバックを決めたが、15番でダブルボギー。17番バーディの後に18番ボギーと雨脚が強かった前半はスコアが落ち着かず2オーバーパーで終える。しかし、後半スタートでバーディを決めた荒木は、4、5番で連続バーディ。しかし、身を切るような寒さも加わった終盤の8、9番で連続ボギーを喫してしまい、1アンダーパー。荒木は6バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの73でホールアウトし、個人戦首位タイとなった。「雨でボールが滑ったりして、林に入れることが多かったです。でも、ボギーで抑えたり、次のホールでバーディを奪っていけたのは、自分でも良かったと思います」と振り返る。「明日は守るところは守って、攻めるところは攻めるというプレーをしていけたら」と、出入りの激しいゴルフとなったこの日のプレーを反省しつつ、九州チームの連覇達成に向けてコースマネジメントを練り直していた。

九州チームに2打差の2位につけている関西チーム。2023年日本ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部を制した岩永杏奈は、2オーバーパーの大西穂佳に続く3オーバーパーでチームに貢献した。10番ホールからティーオフした岩永の第1ラウンドは13番でボギーが先行。それでも「前半は結構耐えた」と言う通り、パーを積み重ねた岩永は17番でボギーを叩いたが前半を2オーバーパーで終える。一方、後半に入ると13番で4パットのミスを犯してダブルボギーを喫してしまった。その後は、7番でこの日唯一のバーディを奪い、「1つ取り戻すことができて、雨の中で良いゴルフができたと思います」と粘り抜いたこの日のプレーを振り返った。トム・ワトソンゴルフコースは、「フェアウェイが狭くて、左ドッグレッグが多い。ショットを曲げたら、すぐにダブルボギーになってしまい、難しいです」と少し疲れも見せたが、「明日はたぶん晴れると思うので、明日はアンダーパーを出してチームに貢献したい」と、逆転に向けて自身を鼓舞していた。

1オーバーパーでホールアウトし、荒木とともに個人戦トップに並んだのは祇園美衣奈。強雨となった前半、12、13番でティーショットをはやしに打ち込み連続ボギーを喫したが、14番でバウンスバックを決め、その後はパーを重ねる粘りのプレーで前半を1オーバーパーで凌いだ祇園、後半は、「3ホール連続でチャンスについた」がバーディは3番。6番のボギーで後半をパープレーで終えたが、厳しいコンディションの中で集中力を切らさずに耐えきったプレーぶりが光った。「後半ドライバーショットが安定し始めて。納得はできていませんが、この天候の中でパーセーブができるプレーが出来たと思います」と手応えを掴んだようす。「明日は、全ホールでフェアウェイにおけるように。ラフからだと木がスタイミーになるホールもあるので、しっかりとマネジメントをして、今日よりも良いスコアを出してチームに貢献できるように」と首位と6打差の4位タイにつけている中国チームの浮上を誓ってコースを後にした。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント