浦項スティーラーズ、浦和レッズとホームでACLリターンマッチ。「浦和に感謝と申し訳ない気持ちを伝えたい」とキム・ギドン監督

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キム・ギドン監督(左)、ホン・ユンサン 【写真提供=浦項スティーラーズ】

11月8日に浦項(ポハン)スティールヤードで行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ第4節の浦項スティーラーズ対浦和レッズに先立ち、7日に記者会見が行われ、浦項からはキム・ギドン監督とホン・ユンサンが出席した。

浦項は今月4日に行われたFAカップ決勝で全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースに4-2で勝利し、2013年以来10年ぶり5度目の優勝を達成した。

ACLでは第3節終了時点で3戦全勝の勝ち点9としており、2位の浦和(勝ち点4)と5ポイント差の首位としている。浦和とは前回、10月24日にアウェイの埼玉スタジアム2002で行われた第3節で対戦し、チョン・ジェヒとコ・ヨンジュンのゴールで2-0の勝利を収めた。

浦項の会見の一問一答は以下の通り。

―試合に向けた感想は。

キム・ギドン監督「感想を話す前に、浦和側に感謝と申し訳ない気持ちを伝えたい。日本に行った際、良いおもてなしを受けた。浦和が提供してくれた素晴らしい練習場でしっかりトレーニングすることができた。現在、クラブハウスの芝生が猛暑の影響でコンディションが良くない。我々の選手たちも4カ月間、人工芝で練習し、たまに慶州(キョンジュ)を行き来しながら練習をしていた。浦和に良い練習場を提供することができず、申し訳ないという言葉を伝えてから始めたい」

キム・ギドン監督「(改めて、試合に向けた感想は)浦和遠征は難しい試合だった。浦和が技術的に我々よりも優れたチームだ。選手たちが精神力で勝ち抜いたと思う。両チームともカップ戦をはじめ試合が多く、体力的に厳しいなか、リターンマッチが行われる。我々がホームであるため、浦和よりは多少体力的に良いのではないかと思う。ファンに良い試合をお見せできるよう、最善を尽くす」

ホン・ユンサン「厳しい日程のなかで難しい試合になると思うが、ホームで行われる試合でもあるし、ベスト16を確定できる試合なので、最善を尽くして勝利できるようにしたい」

―FAカップ決勝では先に失点を許した状況を乗り越え、逆転で優勝した。厳しい状況を乗り越えて結果を出したことが、明日の試合でどのような影響を及ぼすだろうか。

キム・ギドン監督「実際のところ、どう影響が及ぶかはわからない。しかし、優勝したことで精神的に余裕ができたことは事実だ。そのような点で、選手たちが気を楽にして試合をすることができれば、もっと上手くいくかもしれない。しかし、逆に緊張感が落ちてしまい、良くないかもしれない。どのように選手たちにモチベーションを付与できるかについて、選手たちとしっかり話し合って解決してみたい」

ホン・ユンサン「FAカップで優勝できてとても嬉しいし、このような状態で試合をできることはとても助けになると思う。FAカップ優勝を達成したが、ACLも十分に狙えると思う」

―浦和レッズの酒井宏樹選手が負傷したが、どう準備するのか。

キム・ギドン監督「良い情報をありがとう(笑)。第1戦(第3節)でも交代で出場して、良い役割を果たしていた選手だ。ある意味、我々としては良い状況だ。我々も経験豊富な選手が負傷で出られない際には苦労する。そのような側面で、我々に肯定的な影響を及ぼすのではないかと思う」

―FAカップ決勝で素晴らしいゴールを決めていた。今回の試合でも得点に欲を出すのか。

ホン・ユンサン「FWであれば、どの試合でもゴールを決めたいと思うのが当然だ。ワンダーゴールよりも、チームの優勝の助けになったことが嬉しい。常に監督の言うとおりにすれば上手くいくと思う」

【文=ピッチコミュニケーションズ】
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著者プロフィール

アジア初のプロサッカーリーグとして1983年に創設。現在はKリーグ1(1部リーグ/12クラブ)、Kリーグ2(2部リーグ/13クラブ)で構成。 最新ニュースはもちろん、ACL出場クラブや日本人選手たちの活躍なども紹介していきます。

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