<重賞レース分析>JBCスプリントは、臨戦過程を素直に評価したい!
「ダート競馬の祭典」JBCの短距離部門だ。地方馬の活躍が目立つレースで、2007年には大井競馬所属のフジノウェーブが地方馬初の優勝を飾り、2020年には同じく大井所属のサブノジュニアが勝利し、地元でのJBC開催を大いに盛り上げた。
ここではJBCスプリント直近10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
23回JBCスプリント(JpnI)
日程:2023年11月3日(金)16:00発走
距離:1,200m
第22回優勝馬:ダンシングプリンス号 【東京シティ競馬】
■好走を果たした馬の大半は5番人気以内
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「地方」所属馬もそれなりに健闘している
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
【前走の着順別成績】(過去10年)
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第15回(平成27年)以降の過去8年に限ると、5着以内の馬は[8-6-8-56](3着内率28.2%)、6~11着の馬は[0-2-0-28](3着内率6.7%)、12着以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)である。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、過信禁物と見るべきだろう。
■前走が少頭数のレースだった馬は不振
【前走の出走頭数別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第15回(平成27年)以降の過去8年に限ると、12頭以下の馬は[0-0-0-35](3着内率0.0%)、13頭以上の馬は[8-8-8-55](3着内率30.4%)である。少頭数のレースを経由してきた馬は、評価を下げた方が良さそうだ。
■前走の距離が「1,200m」「1,600m」だった馬に注目
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■“東京盃”組が中心
【“同年の東京盃”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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