多摩川は5日優勝戦 131期の石本裕武が1号艇で初Vの大チャンス!

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【(C)BOATRACE 石本裕武】


ボートレース多摩川は5日が「第46回関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯」、4日間開催の最終日。12Rが優勝戦だ(下図参照)。
スタート力を誇る女子レーサー宇野弥生が絶好の4号艇。3日目前半にみせた4カド一撃が再び出るかに注目が集まる。この攻めに対し、ルーキーの石本裕武(大阪支部23歳)【写真2枚】が対抗できるかどうかがカギとなりそうだ。

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その石本裕武は2022年11月デビューの131期生。ここまで190走し1着26本と健闘している。今期適用勝率は3.31だが、今年5月1日から10月4日現在での来期適用勝率は5.70。A2ボーダーと目される5.38あたりを大きく上回っており、初のA2級は目前。通算26勝のうち、20勝が5月以降の成績であることも覚えておきたい。

【(C)BOATRACE 石本裕武】

ボートレーサー養成所の131期リーグ戦勝率は7.26で2位。修了記念競走も優勝戦に進出したが、展開に恵まれず結果は5着。チャンプに輝いた勝率1位の石渡翔一郎の後塵を拝したが、デビュー後は同期一番乗りで水神祭を飾っている。初出走から22走目。舞台はびわこ。決まり手は大逆転の抜きだった。
「先輩とは調整力やターンの安定感が違います。自分はバタバタしていて判断力も劣るので…」と話したが、実際はスピードを保ったまま先行艇に迫り、追いつき、抜き上げるレースを身上としている。当然先行力もある。

今節の多摩川では、5コースと3コースからのまくり差し勝利を含めオール2連対。巡ってきた1号艇の大チャンスをモノにする可能性が高い。というのも、デビュー以来インに入った4回いずれも白星を挙げているからだ。母数は少ないが、イン1着率100%である。

「初勝利」だけでなく、「初優勝」でも宿命のライバル石渡翔一郎(東京支部20歳)に先んじるため、石本裕武は質の高いスタートを繰り出すことだろう。注目したい。
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