【日本ゴールドシニアユニテックスHD杯】室田淳は妻の実家近くの「好きなコース」で、日本シニアタイトル4冠を達成
ゴールドシニア最終ラウンド
【©PGA】
これで室田は「日本プロシニア」(05、09、12、15年)、「日本シニアオープン」(11、13年)、「日本プロゴルフグランド」(18、20、22年)、そして「日本プロゴルフゴールド」と、シニアの日本タイトルグランドスラムを達成。「大変よくできました」と室田は空中に手で“はなまる”を書いて白い歯を見せた。
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勝負のポイントとなった12番パー4のティイングエリアに立った時点で、室田はトータル9アンダー、高橋はトータル7アンダーと2打差。高橋はティショットを右のフェアウェイバンカーに入れると、セカンドはハーフトップのミスで、3打目は65ヤードが残った。ここで「うまく入ったつもりが、グリーンが硬かった」と再びミスが出て、ボールはピンよりもだいぶ奥に乗ってしまった。そこから3パットと、大事なところでダブルボギーを叩いた。
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14番パー5で高橋がバーディを獲り返して、再び2打差に。室田はチャンスにつけながらも「手が動かない。短いバーディパットをボロボロ外した。どこに乗っても2パット」と、思うようにならないパッティングに苦しみ、パーを並べていく。
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次戦は10月5日に開幕する公式戦、「日本プロゴルフシニア選手権」に出場する。「普段のシニアの試合と同じように自分の力が出せればいい。だけど体がボロボロで多分出せないのよ」。そんな控えめなコメントを残しつつも、インタビュー後はパッティング修正のために、練習グリーンに直行した。そんなところが、シニアツアー通算20勝、そして18年連続で賞金シードを守り続ける強さの秘訣なのかもしれない。
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