【ラグビーW杯日本代表選出記念⑬】~東芝ブレイブルーパス東京の選手が日本代表リーチマイケルを語る(德永祥尭編)~

東芝ブレイブルーパス東京
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【東芝ブレイブルーパス東京】

ラグビーワールドカップ2023フランス大会が9月8日から開幕し、日本代表は2戦目のイングランド代表に対し12-34で今大会初めての敗北となった。
東芝ブレイブルーパス東京からはリーチ マイケル選手(FL)、ジョネ・ナイカブラ選手(WTB)、ワーナー・ディアンズ選手(LO)の3名が日本代表に選出されており、イングランド戦でも3選手共に出場し、チームで存在感を表した。

今回は、4度目のラグビーワールドカップ出場となるリーチ マイケル選手について、チームメイトで、日本代表でもともにプレーをした德永祥尭に語ってもらった。
日本代表でも活躍し、チームでは主将という立場でリーチマイケルを見てきた彼が、リーチの魅力、そして素顔を語る。

【ラグビーW杯日本代表選出記念⑬】~東芝ブレイブルーパス東京の選手が日本代表リーチマイケルを語る(德永祥尭編)~

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――リーチ マイケル選手に初めて会った際の印象はいかがでしたか?

 自分がチームに入った当時は2015年のワールドカップが開催されており、リーチさんは代表活動でしばらくチームにいませんでした。そのため、最初にいつリーチさんに会ったのか、正直覚えていないんです。戻ってきたのもいつかな・・・というくらいです(笑)
 強いて言えば、1年目の時にラグビーワールドカップ2015の南アフリカ戦に出ていたリーチさんを見て、「俺、この人と一緒にラグビーするんや」と思ったのが一番最初の印象ですかね。

――日本代表でも一緒にプレーをしていますが、代表での印象はいかがでしたか?

 日本代表でもあまり変わらないなという印象でした。代表だから、東芝だからと変えている印象はなく、どちらでも一貫して自分に必要なことをやり続けていました。昨年も、チームでの練習が終わった後に、タックル練習やコンタクトフィットネスを自分で取り組んでいましたが、代表でも同じことをしていました。どこに行っても同じことをやれるというのがリーチさんの凄いところだと思います。

――リーチ選手はチームではどんな存在なのでしょうか?チームにいる際の雰囲気を教えてください

 すごく頼りになる選手です。リーチさんが話し始めるとみんな聞きますし、ファンの方が思うのと同じように、チームのシンボル的存在だと思います。ただ、リーチさんが話すとチームがそっちの方向に向いてしまう、だからこそリーチさんはあまり話さないように心掛けているように僕には見えます。あそこまでのキャリアを持っている人の言葉はすごく力を持つと思うので。
 ただ、僕はすごく頼りにしていて、迷ったときやどうしたらいいかわからなくなった時は、リーチさんによく相談しています。相談しても「センス」と言ってごまかしてくるときもありますが(笑)

――逆に、リーチ選手がチームにいる時だからこそ見せる一面、同僚だからこそ知っているようなことはありますか?

 思った以上に抜けているところですかね(笑)周りから見るとしっかりしているイメージがあるかと思いますが、結構抜けている部分が多いです。よくあるのは企画するけど自分では動かないとかですかね。飲み会を開こうと言うのですが、細部まで考えずに話を進めていって、直前になって「あれ?そういえばお店は・・・」などという風になったりします(笑)
 表には見えない意外な一面だと思います。

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――リーチ選手は4回目のワールドカップにして、一番の好調ではないかと言われていますが、德永選手から見ていてその要因はどこにあるでしょうか?

 2019年の時に言っていたのですが、ケガを全て直して不安要素を取ったというところが一番の要因ではないですかね。あと、昨シーズンのリーグワンでのボールキャリー回数が異常だったと思うのですが、それも含めて準備だったんじゃないかと今は思います。周りの選手からすると、正直パスを回してくれと思ったときもありました。ただ、リーグワンの負荷も上がっている中で、毎試合10回以上のキャリーをするというのは自身でこだわらないと出せない数字で、ハードなワールドカップを乗り切るために自分に負荷をかけていた部分があったんじゃないかと思います。

――リーチ選手の一番の魅力はなんですか?

 まねできないなと思うのは、ラインアウトディフェンスの反応スピードの速さですかね。そこは、同じフォワードとしてすごいなと思うところです。ラインアウトディフェンスに入った時に、相手が飛び出してからリーチさんが飛ぶまでのスピードがめっちゃ速くて、その反応速度の速さがディフェンスにも生きていると思います。目立つのは、タックルやボールキャリーの部分だと思うのですが、自分がチームにいて一番助かるなと思うのがラインアウトディフェンスのところです。

――今回のワールドカップでリーチ選手に期待していることは?

 全てのプレーに期待していますが、イングランド戦ではタックル回数やボールキャリー回数がチームで1,2を争うほどの回数となってたので、そこは期待したいです。
あとは、これまでにインタビューしたお二人も言っていましたが、楽しんでプレーしてほしいと思っています。僕としては、リーチさんは5大会目も目指せると思っています。
 チームに帰ってきて、また一緒に競い合えるのがとても楽しみです。

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リーチマイケル選手のプロフィール

1988年10月7日生まれ。ニュージーランド出身。ポジジョンはNo.8(ナンバーエイト)、身長188cm、体重115kg。5歳からラグビーを始め、2004年に札幌山の手高校に留学。東海大学へ進学し、在学中の2008年に日本代表入り。2011年に東芝ブレイブルーパスに入団し、初シーズンにトップリーグのベストフィフティーンに選ばれ、新人賞を受賞。それ以来、計6回のベストフィフティーンを受賞。2013年にはチームの主将を務める。2014年に日本代表のキャプテンに任命され、2015年のワールドカップでは南アフリカ戦での勝利に貢献した。2015年から3年間はスーパーラグビーのチーフス(NZ)、2018年はサンウルブズ(日本)でもプレーをした。2018年10月に再び日本代表主将に任命され、2019年のW杯に出場し、日本・アジアラグビー史上初のベスト8進出を成し遂げる。2022年3月にはトップリーグ/リーグワン通算100試合を達成する東芝ブレイブルーパス東京に欠かせない存在。

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著者プロフィール

東芝ブレイブルーパス東京はジャパンラグビーリーグワン(Division1)に所属するラグビークラブです。日本代表のリーチマイケル選手や德永祥尭選手が在籍し日本ラグビーの強化に直接つなげることと同時に、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして活動し、地域と共に歩み社会へ貢献し、日本ラグビーの更なる発展、価値向上に寄与して参ります。

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