<重賞レース分析>ゴールドジュニアは、枠順や臨戦過程に注目!
TCKで行われる最初の2歳重賞として、2020年に準重賞から格上げされたレースだ。デビューして間もない若駒たちが集い、翌年のクラシック制覇を夢見て若さ溢れる走りを披露。「3歳ダート三冠競走」の主役候補を探す意味でも、見逃せないレースとなっている。
ここでは令和元年まで実施された準重賞「ゴールドジュニアー」の期間を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第4回 ゴールドジュニア(SIII)
2023年9月21日(木)20:10発走
距離:1,200m
第3回優勝馬:リベイクフルシティ号 【東京シティ競馬】
■4番人気以内の馬が中心
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「浦和」勢の3着内率が高い
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、重賞として施行されるようになった令和2年以降の過去3年に限ると、「浦和」の馬は[0-1-2-2](3着内率60.0%)、「船橋」の馬は[1-1-0-4](3着内率33.3%)、「大井」の馬は[2-1-1-18](3着内率18.2%)、「川崎」の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。重賞昇格後も3着内率が高い「浦和」所属馬は、今後もしっかりマークしておきたい。
■1,200mで施行されるようになってからは内枠有利
【馬番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、1,200mで施行されるようになった令和3年以降の過去2年に限ると、1~6番の馬は[1-2-2-7](3着内率41.7%)、7~16番の馬は[1-0-0-12](3着内率7.7%)である。今後は内寄りの枠に入った馬を重視したいところだ。
■3着以下に敗れた直後の馬は割り引きが必要
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、平成29年以降の過去6年に限ると、2着以内の馬は[6-6-6-35](3着内率34.0%)、3着以下の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)である。前走で連対を果たせなかった馬は、評価を下げるべきだろう。
■前走の距離別成績に変化が
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
ただし、平成30年以降の過去5年に限ると、1,400m以下の馬は[5-5-5-35](3着内率30.0%)、1,400m超の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)である。1,400m超のレースを経由してきた馬は、過信禁物と見ておきたい。
■前走で上位人気だった馬は信頼できる
【前走の単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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