<重賞レース分析>ゴールドジュニアは、枠順や臨戦過程に注目!

東京シティ競馬
チーム・協会
9月21日(木)に東京シティ競馬(大井競馬場)で第4回ゴールドジュニア (SIII)が実施される。
TCKで行われる最初の2歳重賞として、2020年に準重賞から格上げされたレースだ。デビューして間もない若駒たちが集い、翌年のクラシック制覇を夢見て若さ溢れる走りを披露。「3歳ダート三冠競走」の主役候補を探す意味でも、見逃せないレースとなっている。
ここでは令和元年まで実施された準重賞「ゴールドジュニアー」の期間を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。

<レース情報>
第4回 ゴールドジュニア(SIII)
2023年9月21日(木)20:10発走
距離:1,200m

第3回優勝馬:リベイクフルシティ号 【東京シティ競馬】

■4番人気以内の馬が中心

【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[8-8-6-18](3着内率55.0%)、5~6番人気の馬は[2-1-2-15](3着内率25.0%)、7番人気以下の馬は[0-1-2-56](3着内率5.1%)となっている。上位人気馬がそれなりに信頼できるレースと言えるだろう。

■「浦和」勢の3着内率が高い

【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-2-3-8](3着内率38.5%)、「船橋」の馬は[2-2-0-14](3着内率22.2%)、「大井」の馬は[7-6-5-57](3着内率24.0%)、「川崎」の馬は[1-0-2-10](3着内率23.1%)となっている。
なお、重賞として施行されるようになった令和2年以降の過去3年に限ると、「浦和」の馬は[0-1-2-2](3着内率60.0%)、「船橋」の馬は[1-1-0-4](3着内率33.3%)、「大井」の馬は[2-1-1-18](3着内率18.2%)、「川崎」の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。重賞昇格後も3着内率が高い「浦和」所属馬は、今後もしっかりマークしておきたい。

■1,200mで施行されるようになってからは内枠有利

【馬番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

馬番別成績を見ると、1~6番の馬は[7-7-5-41](3着内率31.7%)、7~16番の馬は[3-3-5-48](3着内率18.6%)となっている。
なお、1,200mで施行されるようになった令和3年以降の過去2年に限ると、1~6番の馬は[1-2-2-7](3着内率41.7%)、7~16番の馬は[1-0-0-12](3着内率7.7%)である。今後は内寄りの枠に入った馬を重視したいところだ。

■3着以下に敗れた直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[9-9-8-53](3着内率32.9%)、3着以下の馬は[1-1-2-36](3着内率10.0%)となっている。
なお、平成29年以降の過去6年に限ると、2着以内の馬は[6-6-6-35](3着内率34.0%)、3着以下の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)である。前走で連対を果たせなかった馬は、評価を下げるべきだろう。

■前走の距離別成績に変化が

【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の距離別成績を見ると、1,400m以下の馬は[9-8-9-75](3着内率25.7%)、1,400m超の馬は[1-2-1-14](3着内率22.2%)となっている。
ただし、平成30年以降の過去5年に限ると、1,400m以下の馬は[5-5-5-35](3着内率30.0%)、1,400m超の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)である。1,400m超のレースを経由してきた馬は、過信禁物と見ておきたい。

■前走で上位人気だった馬は信頼できる

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】

前走の単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[7-8-5-30](3着内率40.0%)、2~3番人気の馬は[3-2-4-29](3着内率23.7%)、4番人気以下の馬は[0-0-1-30](3着内率3.2%)となっている。前走成績を比較する際は、当時の人気もチェックしておいた方が良さそうだ。


TCKホームページではより詳しいデータも公開している。

<伊吹雅也>
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著者プロフィール

東京都心部(品川区)にある大井競馬場は「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で1950年の開場以来、都心のレジャースポットとして長年にわたり親しまれています。1986年に日本で初めて実施したナイター競馬「トゥインクルレース」は、東京のみならず、インターネット投票や無料のライブ中継などにより日本全国のナイトライフのレジャーとして受け入れられています。2011年に東京大賞典の国際GⅠ格付けを取得、2021年に世界唯一となる左右両回りコースを導入するなど強い馬づくりのために様々な先進的取組みを展開しております。

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