【徳島ヴォルティス】第35節大分戦に向けて~全員で、戦い続ける。~

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前節のいわき戦はホームで2-0の勝利。前半に石尾選手の徳島加入後初ゴールで先制。その後アクシデントもあり押し込まれる場面もあったが、途中交代で入った西野選手らがチームに再び勢いをもたらし、後半終了間際には内田選手が今季初ゴールをあげて勝点3を掴み取った。

【ⒸTOKUSHIMA VORTIS】

追加点をあげた内田選手は「守備のオーガナイズが整理されてきた。危ないところを消すというのを一番にしているので、ピンチになる回数や確率が低い中でプレーできている」といい守備構築から自分たちのリズムを作り、安定して試合を進め勝利に繋げた。

また、吉田監督にとってはホーム戦初采配での勝利、そして、クラブにとっては徳島ヴォルティスの設立記念日という記念すべき日での勝利となり、メモリアルな試合となった。

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いわき戦の試合前には、2024シーズンから使用される新エンブレムの発表もおこなわれた。新エンブレムの使用にともない、現在のエンブレムを身に付けて戦うのは今シーズン限りとなる。19シーズン共に戦ったエンブレムを胸に、さらに上を目指して戦っていく。

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13日(水)から大分戦へ向けて再スタート。3日間という短い時間ではあるが、アウェイ戦に向けて準備を進めた。

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今節アウェイで戦う大分トリニータは、現在9位。攻守ともにバランスのとれたチームだ。開幕戦で対戦し、1-2で惜しくも敗れた相手とのリベンジマッチとなる。

吉田監督は、選手として柏レイソルで共にプレーした下平監督率いる大分について「アタックのところではシステムを少し変えながら、バイタルエリアに人数を増やしてきます。またクロスがダメだった時にもう一度崩しに来るところもスムーズです」と多彩な攻撃パターンを警戒する。森昂大選手の「90分通して隙を与えないような全員での守備や個人の1つ1つのプレーが大事」という言葉の通り、まずは安定してきた守備で相手の攻撃に対応していきたい。

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また、安定してきた守備に加えて、「空いて来るスペースを上手く引き出して使えれば、いい攻撃ができる」(西谷選手)と、狙いを持ってビルドアップや速攻を使い分けて相手陣内に侵入することでチャンスも創出できるはずだ。



そして「選手たちがトレーニングで頑張れていることが、僕の迷いを無くしてくれています」と吉田監督が話すように、選手たちはイレギュラーな途中出場や普段と異なるポジションでの出場でも、普段の練習で積み上げてきたことを試合で発揮できている。

西谷選手も「いきなりチャンスが来る人もいる中で全員がいい準備をできているので、そこの不安要素は無い」と、いつ誰が出ても勝利のためにプレーできていることがここ数試合の結果につながっているとチームの成長を感じている。

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ここからさらに上へ行くためには、上位相手に勝点3を取り切ることが必須だ。

大分戦に向けて、森昂大選手は「最近は結果もついてきていますが、一旦気持ちの部分でリセットしてこの1試合に全てをかけて戦いたい。その先に連勝や上位進出が見えてくる」と、目の前の1戦だけに集中する。

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アウェイでの戦いとなりますが、勝点3を掴み取るために、スタジアムで、DAZNで、それぞれの場所で共に戦いましょう。
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著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

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