【女子W杯】白熱の大会もいよいよファイナル!データで見るスペイン対イングランド戦の見どころ
約1ヶ月にわたる激闘の日々もついに決勝戦を迎える。優勝を懸けた戦いにたどり着いたのはスペインとイングランド。そんな両者のここまでのスタッツを比較した。
【@FIFA+】
抜群の攻撃力を誇るスペイン
決勝の舞台で相対するスペインとイングランド。ここまで多くの得点を奪ってきた両者だが、データとして攻撃力で上回っているのはスペインだ。
スペインはここまで6試合を終えて17得点を記録。その圧倒的な攻撃力は他を圧倒してきた。1次リーグ第3戦の日本戦で完敗を喫して以降、再び気を引き締めた彼女たちは、決勝トーナメントに入ってから9得点を奪取。特に7人の選手がゴールを奪っており、どこからでも得点を狙える攻撃力は今大会屈指と言っていいだろう。
シュート数も3試合で65本を放っており、強敵を相手に自分たちの自慢の攻撃を前面に出すことで勝利を重ねてきた。決勝戦でも積極的にボールを回し、相手の隙を突いていくことで得点を量産したい。
一方、イングランドは6試合で13得点を奪っているものの、決勝トーナメントに入ってからは5得点と、相手の強さが上がってくることで少しずつ攻撃の機会が少なくなってきた印象だ。シュート数も35本とスペインに大きく遅れを取っており、現状の数字を見ると、スペインが押し込む時間が増えてくるだろう。
ただ、この試合から出場停止だったローレン・ジェームズが復帰。4試合目までに3得点3アシストを記録していたアタッカーが帰ってくることは大きく、彼女がどこまで一発退場を挽回するようなプレーを見せるかは必見となる。
堅固な守備を披露してきたイングランド
攻撃面でスペインに軍配が上がっている中、守備面ではイングランドがデータ面で上回っている。イングランドはここまで3失点を喫している中で、決勝トーナメントに入ってからは2失点のみ。相手にボール保持で上回られたとしても粘り強い守備で相手の攻撃を跳ね返すことができている。
その分、攻撃に出ていく回数は減っているが、守備側に回っても勝利できているのはチーム力がある証拠。スペインの破壊力ある攻撃をどこまで抑えられるかは決勝戦のポイントになるはずだ。
一方、スペインはこれまで7失点を記録。日本に4失点を喫して以降は、ラウンド16から準決勝まで毎試合失点を献上しており、守備面での緩さはイングランドよりあると見ていいはずだ。主導権を握ることができても、カウンターで失点を増やしていては意味がない。どこまでリスクを犯した仕掛けをしていくかは注目ポイントになる。ターンオーバーの回数はイングランドを上回っているだけに、奪われた後に再び奪い返すことで敵陣を攻略していければ勝利が近づいてくるだろう。
クロスからチャンスが生まれる?
最後に両者の数字で注目したのがクロス数の差だ。スペインは決勝トーナメントに入ってからの3試合でクロス数が86回を記録。もともと1次リーグの頃から、主導権を握りながらサイドを攻略するというパターンが見えていたが、終盤になってくるにつれてそこも顕著になってきている。攻撃指向もかなり右寄りに偏っていることから、右サイドに入るアルバ・レドンドがこの試合のキーマンとなりそうだ。
対するイングランドは、スペインの約半分程度となる45回を記録。攻撃指向は両サイドをほぼ均等に利用しており、スペインと比べて中央を含めた多彩な攻撃を仕掛けてくることがデータに表れている。ラインブレーク回数もスペインに比べて100回ほど少ないが、攻撃回数を見れば、そこまで大きな差とは言えない。巧みに背後をついていくことでチャンスを創出したいところだ。
ここまでのデータを見ても、ボールを握るスペインと、守備から素早い攻撃を狙うイングランドの構図が見える。果たして、強敵を打ち破り頂点に立つのはどちらのチームだろうか。
決勝の舞台で相対するスペインとイングランド。ここまで多くの得点を奪ってきた両者だが、データとして攻撃力で上回っているのはスペインだ。
スペインはここまで6試合を終えて17得点を記録。その圧倒的な攻撃力は他を圧倒してきた。1次リーグ第3戦の日本戦で完敗を喫して以降、再び気を引き締めた彼女たちは、決勝トーナメントに入ってから9得点を奪取。特に7人の選手がゴールを奪っており、どこからでも得点を狙える攻撃力は今大会屈指と言っていいだろう。
シュート数も3試合で65本を放っており、強敵を相手に自分たちの自慢の攻撃を前面に出すことで勝利を重ねてきた。決勝戦でも積極的にボールを回し、相手の隙を突いていくことで得点を量産したい。
一方、イングランドは6試合で13得点を奪っているものの、決勝トーナメントに入ってからは5得点と、相手の強さが上がってくることで少しずつ攻撃の機会が少なくなってきた印象だ。シュート数も35本とスペインに大きく遅れを取っており、現状の数字を見ると、スペインが押し込む時間が増えてくるだろう。
ただ、この試合から出場停止だったローレン・ジェームズが復帰。4試合目までに3得点3アシストを記録していたアタッカーが帰ってくることは大きく、彼女がどこまで一発退場を挽回するようなプレーを見せるかは必見となる。
堅固な守備を披露してきたイングランド
攻撃面でスペインに軍配が上がっている中、守備面ではイングランドがデータ面で上回っている。イングランドはここまで3失点を喫している中で、決勝トーナメントに入ってからは2失点のみ。相手にボール保持で上回られたとしても粘り強い守備で相手の攻撃を跳ね返すことができている。
その分、攻撃に出ていく回数は減っているが、守備側に回っても勝利できているのはチーム力がある証拠。スペインの破壊力ある攻撃をどこまで抑えられるかは決勝戦のポイントになるはずだ。
一方、スペインはこれまで7失点を記録。日本に4失点を喫して以降は、ラウンド16から準決勝まで毎試合失点を献上しており、守備面での緩さはイングランドよりあると見ていいはずだ。主導権を握ることができても、カウンターで失点を増やしていては意味がない。どこまでリスクを犯した仕掛けをしていくかは注目ポイントになる。ターンオーバーの回数はイングランドを上回っているだけに、奪われた後に再び奪い返すことで敵陣を攻略していければ勝利が近づいてくるだろう。
クロスからチャンスが生まれる?
最後に両者の数字で注目したのがクロス数の差だ。スペインは決勝トーナメントに入ってからの3試合でクロス数が86回を記録。もともと1次リーグの頃から、主導権を握りながらサイドを攻略するというパターンが見えていたが、終盤になってくるにつれてそこも顕著になってきている。攻撃指向もかなり右寄りに偏っていることから、右サイドに入るアルバ・レドンドがこの試合のキーマンとなりそうだ。
対するイングランドは、スペインの約半分程度となる45回を記録。攻撃指向は両サイドをほぼ均等に利用しており、スペインと比べて中央を含めた多彩な攻撃を仕掛けてくることがデータに表れている。ラインブレーク回数もスペインに比べて100回ほど少ないが、攻撃回数を見れば、そこまで大きな差とは言えない。巧みに背後をついていくことでチャンスを創出したいところだ。
ここまでのデータを見ても、ボールを握るスペインと、守備から素早い攻撃を狙うイングランドの構図が見える。果たして、強敵を打ち破り頂点に立つのはどちらのチームだろうか。
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