【MotoGP】中上貴晶、不安定な天候とマシンセッティングに苦戦。厳しい結果に終わる
MotoGP 2023 第9戦 【本田技研工業株式会社】
21番手グリッドから決勝レースに挑んだ中上は、レース中盤、コースの一部で雨が降る不安定な天候となり、”フラッグ・トゥ・フラッグ”が宣言されました。中盤まで17番手前後を走行していた中上は、目まぐるしくポジションが入れ替わる中で、一時15番手までポジションを上げますが、15周を終えてピットインしてマシンをチェンジ。レインタイヤを装着したマシンでコースに復帰した中上は、全力でアタックしたものの、20ラップのレースを16位で終えました。
アレックス・リンスの代役としてイギリスGPに出場したLCR Honda CASTROLのイケル・レクオーナは、17位でフィニッシュしました。
代役出場のレクオーナにとって、”フラッグ・トゥ・フラッグ”は初めて経験するレース展開となりましたが、20周のレースを完走しました。
レクオーナは、チームメートの中上貴晶に続き、15周を終えてピットに戻りました。そして、レインタイヤを装着したマシンにチェンジし、17位でチェッカーを受けました。レースウイークを通じ、不安定なコンディションとなったイギリスGPは、代役出場のレクオーナにとって難しい大会となりましたが、レースウイークを通じてチームに貢献し、マシン開発に有益なデータを提供しました。
マルク・マルケス、ジョアン・ミルともに転倒リタイアに終わる
マルク・マルケス(Repsol Honda Team) 【本田技研工業株式会社】
20周で争われた決勝レースは、時折り小雨がぱらつく中でスタート。レース中盤には一時的に本降りとなり、”フラッグ・トゥ・フラッグ”が宣言される難しいレースとなりました。レースウイークを通じて、マシンの改善に取り組んできたRepsol Honda Teamですが、こうした不安定な天候の影響もあり、決勝に向けて行ってきた努力は報われませんでした。
マルク・マルケスは、オープニングラップの接触で右ウイングを失いながらも、レース序盤、いくつかポジションを上げることに成功しました。これまで世界タイトルを8度獲得しているマルケスは、さらに”フラッグ・トゥ・フラッグ”の中でポジションを上げ、トップ10圏内に入る走りをみせました。しかし、15周目の12コーナーでエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)と接触し、転倒リタイアに終わりました。幸いにもマルケスは、転倒によるケガはありませんでした。
今大会、3戦ぶりに復帰したジョアン・ミルは、19番手グリッドから決勝に挑みますが、スタートに失敗し最後尾まで後退します。その後、全力でばん回に努めましたが、3周目に転倒を喫し、リタイアに終わりました。
次戦は8月18日(金)~20日(日)にレッドブル・リンクで開催される第10戦オーストリアGP。Repsol Honda Teamは今大会の雪辱戦に挑みます。
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