【ガンバ大阪】リーグ戦後半で見せたい二つの「シンカ」。7戦負けなしの勢いとともに川崎Fに真っ向勝負を挑む

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【ⓒGAMBA OSAKA】

単なるポゼッションサッカーでなく、スペースを見出し相手に応じた戦いを見せるのがポヤトスガンバの方向性。リーグ戦7戦負けなし、6勝1分という「V字回復」でリーグ戦を折り返したガンバが、3週間のインターバルを挟んで戦いの舞台に帰ってくる。

セルティックFC戦ではスコットランド三冠王者のビルドアップ精度や縦への速さに刺激を受け、その後はオフも挟みながら心身ともにリフレッシュ。そして「個人の戦術理解を高めるメニューも多かった」と山本が振り返るように、指揮官が求めるスタイルの完成度を高める作業にガンバは取り組んできた。
「今まではいい流れで戦ってきたが、3週間の中断期間を挟んでの川崎F戦はどういう試合になるか見てみたい。ただ、しっかりと戦える準備は選手がしてくれている」とポヤトス監督も手応えを口にするが、リーグ戦で今季初勝利を手にした川崎F戦から始まるリーグ戦の後半は、ガンバの進化と真価を見せるべき場でもある。
ホームで行われた4月9日の対戦では、公式戦で9試合勝てていなかった川崎Fに対し2-0で快勝。負の歴史にピリオドを打った。4ヶ月ぶりの再戦となるが、その間には山本が存在感を見せ、ビルドアップに長ける福岡も台頭。さらに積み上がったガンバの力を敵地でも見せつける時が来た。

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一方、シーズン序盤は苦しんでいた川崎Fだが、現在は7位まで浮上。前節は首位、神戸とドローに持ち込み、前々節はアウェイで横浜F・マリノスに1-0で勝ち切っている。
ガンバ同様、いい流れでシーズンを折り返している川崎F戦でのポイントは明確だ。「相手を快適にプレーさせないことが大事。川崎Fの多くの試合を分析しているが、こちらが畏れると相手の個人の良さが出る」とポヤトス監督は言う。

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ボール保持に長ける川崎Fに対して受け身に回るのは禁物。「川崎Fに対して相手の土俵でサッカーをしないことが大事。守備からリズムを作るのが一番やりやすいし、しっかりとボールを奪って僕らが保持すれば相手も嫌なはず」と山本もチームとしての攻撃的な守備を意識する。
リーグ戦では7戦負けなしのガンバだが、今節は左サイドで存在感を見せていた黒川が警告の累積により出場停止。ただ、長年ガンバの左サイドに君臨してきた藤春も、今季リーグ戦初先発に向けて準備を整えている。「相手は川崎Fだけど、今季は試合にあまり絡めていないのでチームに貢献したい」と決意を口にする。

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川崎Fは天皇杯ラウンド16で高知ユナイテッドSCに1-0で勝利したが、中3日の過密日程。ストロングポイントでもある川崎Fの右サイドでは大黒柱の家長や山根がフル出場しているが、マッチアップする藤春も「今まで何度も対戦してきたので、どう攻めてくるかは理解しているし、止める自信もある」と言う。出場した直近のガンバ戦5試合中4試合で得点しているレアンドロ ダミアンも戦線復帰し、ベンチ入りが濃厚な川崎F。難敵であるのは間違いないが山本は言い切った。
「真っ向勝負するのが大事。どれだけボールを奪えるかで相手の心理状態も変わる」。
4ヶ月前の対戦からさらに積み上げた力で川崎Fに勝ちに行く。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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