【MotoGP】ウエットレースでリンス9位、中上貴晶は13位。ともにポイントを獲得する
リンスがRC213Vでレースを行うのは、これが2戦目。ウエットレースは初めてでしたが、その速さは見ているファンの印象に残るものでした。前日の「スプリントレース」では、ブレーキングとトラクション不足に苦しんで15位でしたが、「スプリントレース」のデータを活かし大きく前進。今大会は、ドライ&ウエットで、RC213Vを改善するためのデータ収集に貢献しました。
リンスのチームメート・中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、11番グリッドから決勝に挑み、13位でフィニッシュ。ポイントを獲得しました。
今大会は、金曜日、土曜日と時折り雨が降る不安定な天候でしたが、日曜日は終日のウエットコンディションという厳しい条件でした。その中で中上は、朝のウォームアップで6番手と快調にラップを刻み、決勝に向けて大きな手応えを感じさせましたが、スクリーンの視界の問題で苦戦し13位でした。
11番グリッドから好スタートを切った中上は、序盤9番手までポジションを上げました。その後、視界の問題などで15番手までポジションを落としますが、終盤にかけてふたつポジションを上げました。今大会は、初日のプラクティスで今季ベストの8番手と、徐々に本来のパフォーマンスを引き出すことに成功しています。第3戦アメリカズGPに向けて一歩前進しました。
Repsol Honda Teamは、開幕戦ポルトガルGPの決勝レースでマルク・マルケスが右手親指を骨折して今大会を欠場しています。そして、チームメートのジョアン・ミルも、土曜日の「スプリントレース」で他者と接触した後に転倒、頭や首を強く打っているため出場が許可されず、今大会を欠場しました。
Repsol Honda Teamの両選手は、次戦アメリカズGPの復帰に向けて治療、リハビリなどに努めます。
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