【ラグビー/NTTリーグワン】幼いときと変わらぬ高揚感。兄との 対峙を前に弟は「ワクワクしている」<東芝ブレイブルーパス東京>

東芝ブレイブルーパス東京 ニコラス・マクカラン選手 【©JRLO】

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は3月24日19時から、秩父宮ラグビー場でリコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)と対戦する。リーグ戦4位の横浜キヤノンイーグルスを勝ち点3差で追うBL東京は、4連勝を狙う。

前節のトヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)との試合後には德永祥尭共同キャプテンが「試合をとおして自分たちが成長できていると思いますし、前に進んでいると実感しています」と手ごたえを語り、松永拓朗は「僕らにできることは1試合1試合、勝ち続けること」と集中力を研ぎ澄ました。

ボールを大きく動かすBL東京において、カギとなるセンターで11試合に出場しているのがニコラス・マクカラン。帝京大学出身の26歳で、12番としても13番としてもプレーできるのが強みだ。

「ここまではいい感じです。けがもなく、出場時間を増やせています。(12番と13番をプレーする難しさは)そこまでではないです。12番はよりボールをもらう回数が多いので、試合に関わることが増えるという感じでしょうか」

トヨタV戦では、前半27分にオフロードパスを受けてトライを奪い、同じセンターのバーガー・オーデンダールとともにグラウンド中央で何度もチャンスを生み出した。身長188cm、体重93kgの体をしなやかに使い、ラン、パス、キック、タックルとオールラウンドに活躍している。

プレーオフ進出に向けて負けられない戦いが続くが、今節の対戦相手であるBR東京は直近4試合で3勝1敗と調子を上げており、厳しい試合になることが予想される。

「体の大きなボールキャリアーがそろったチームなので、その勢いを止めなければいけません。そこにフォーカスします」

言葉数が少ないながらも真摯に受け答えをするニコラス・マクカランの表情が緩んだのは、BR東京に所属する兄、ブロディ・マクカランについて聞いたときだった。

「ワクワクしています。子どものときに近くの公園でプレーしていたのと同じですね」

ニュージーランドから東京に場所は変わったが、兄弟対決にワクワクする気持ちは変わらない。ニコラス・マクカランは純粋な気持ちでグラウンドを走り回る。

(安実剛士)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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