GR東葛、スティーラーズに大敗

NECグリーンロケッツ東葛
チーム・協会

GR東葛、立ち上がりに連続トライを許してスティーラーズに大敗!

【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

NECグリーンロケッツ東葛 26 ― 59 コベルコ神戸スティーラーズ

前半(2T2G) 14 ― 33 (5T4G)

後半(2T1G) 12 ― 26 (4T3G)


10位、11位、12位の“ボトムスリー”脱出への大切な一戦に、神戸に乗り込んだNECグリーンロケッツ東葛だが、開始早々のスクラムでマイボールを奪われ、そこからパスをつながれてトライを許した。

その後も、スクラムで圧力を受け、接点でもスティーラーズの勢いを止められず、アタックのためのボール保持(ポゼッション)ができないまま防戦に追われて、9分、15分と立て続けてにトライを奪われた。

つまり、立ち上がりの8分間で3トライを奪われた第3節のスティーラーズ戦とまったく同じような展開だ。

しかも、第3節の展開をなぞるようにグリーンロケッツ東葛は、22分にスティーラーズのラインアウトをLOジェイク・ボールがスチール。そこから初めてアタックを繰り出してNo8アセリ・マシヴォウが大きくブレイク。サポートしたSHニック・フィップスがトライを返し、SO吉村紘がコンバージョンを決める。

25分にスティーラーズに4本目のトライを奪われた直後には、相手陣のラックでボールを奪ってジェイクが突破。そこからフェイズを重ねて、28分にニックがラックサイドを駆け抜け、2本目のトライを記録。吉村のコンバージョンで14対26と追い上げた。

しかも、続くリスタートでスティーラーズがキックオフを直接タッチに出すミスをして、グリーンロケッツ東葛のセンタースクラムでゲームが再開――とチャンスをつかんだが、このスクラムでペナルティを犯し、逆にスティーラーズにトライを追加される。

結局、前半を終えて14対33と、第3節と同じ19点差でハーフタイムを迎えた。

SH ニック・フィップス 【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

後半、グリーンロケッツは46分に、ゴール前のラインアウトからモールを押し込む。

このモールはスティーラーズに前進を阻まれたが、ニックが左に待つCTBクリスチャン・ラウイにパス。ラウイは、そのままディフェンスを2人引きずって、前節に続き今季4トライ目をゲット。吉村のコンバージョンで12点差へと追い上げた。

続くリスタートからグリーンロケッツ東葛は、さらにトライを追加すべくアタックを仕掛けたが、自陣10メートルライン付近でパスミス。それをスティーラーズに拾われてトライを奪われ、点差はまた19点差に戻る。

この試合では、スクラムでの反則が5本を数え、ラインアウトからのモールも2回相手に組み止められてボールを出せないなど、グリーンロケッツ東葛は、これまで計算できたFWのセットプレーが誤算続き。

66分にもペナルティからゴール前に攻め込まれてトライを許し、スコアは21対45とスリーチャンスでも追いつけない点差まで広がった。

このままでは引き下がれないグリーンロケッツ東葛は、73分にゴール前のフリーキックから攻めてWTB尾又寛汰が今季5トライ目を挙げたが、連続的にトライを重ねることができず、点差を縮められない。

逆に76分、78分とスティーラーズに連続トライを奪われ、26対59と点差を広げられた。しかも、トライ数でも4本対9本と、ボトムスリーからの脱出を図るために倒さなければならないスティーラーズに、ボーナスポイントを与える結果となった。

もはや負けられないグリーンロケッツ東葛は、次節はホストの柏の葉公園総合競技場に戻って、東京サントリーサンゴリアスと対戦する(19日 14時30分キックオフ)。

(取材・文:永田洋光)

【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

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著者プロフィール

NTTジャパンラグビーリーグワンに加盟するラグビーフットボールチーム。 日本選手権優勝3回、マイクロソフトカップ優勝1回の実績がある。2021年にリブランディングを行い、千葉県東葛エリアをホストタウン(千葉県我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ケ谷市、白井市、印西市)とし、チーム名を「NECグリーンロケッツ東葛」に改称。柏の葉公園総合競技場で開催されるリーグワンの試合をホストゲームと位置付けて運営している。「WIN THE RACE」をスローガンとし、日本一を目指す。

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