【パリ2024まで500日】日本開催のオリンピック予選をチェックしよう
パリ2024を目指す選手たちがオリンピックの出場権獲得やランキングポイント獲得、参加標準記録達成のために国内外を転戦する中、日本では今年、パリオリンピックの出場権が直接与えられるオリンピック予選大会が4競技・4大会開催される。
【Getty Images】
パリ2024オリンピックは2024年7月26日〜8月11日に予定され、32競技329種目でメダルが競われる。
日本勢はすでに体操競技男子とサーフィン男子でパリオリンピックへの出場権を獲得し、そのほかの競技では、選手たちが出場権獲得や出場のためのランキングポイント獲得、さらには記録達成を目指し、国内外を転戦している。
日本では今年、パリオリンピックの出場権が直接与えられるオリンピック予選大会が4大会開催される。2024年7月26日のパリ2024開会式まで2023年3月14日であと500日となったのにあわせ、日本で開催される、水泳、ハンドボール、男子バスケットボール、バレーボールのオリンピック予選大会の日程や詳細をまとめた。
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日程:2023年7月14日〜30日
開催地:福岡
まず最初の大会となるのが7月に福岡で開催される世界水泳選手権。17日間にわたるこの大会では、競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング、オープンウォータースイミングのほか、ハイダイビング(オリンピック非種目)が行われる。
飛込では、個人種目においてトップ12に入った選手が所属する国内オリンピック委員会にパリ2024出場権がそれぞれ1枠ずつ与えられる(各委員会で1種目最大2枠まで)。また団体種目(シンクロナイズドダイビング)では、上位3チームの国内オリンピック委員会がパリ2024の出場権を獲得する。
オープンウォータースイミング10km(マラソンスイミング)では、男女それぞれの上位3選手がパリオリンピックの出場権を得る。
水球では、男女それぞれ上位2チームがパリの出場権を手にする。
競泳の選手たちにとっては、この大会がオリンピック参加標準記録をクリアするチャンスとなる。日本水泳連盟はこの大会で金メダルを獲得した選手を、パリオリンピックの代表選手とすることを決めており、日本勢にとってはこの大会の重要度が増すことになる。
アーティスティックスイミングについては、アジア選手権や来年の世界選手権でパリオリンピックの出場権が与えられる。
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日程:2023年8月25日〜9月10日
開催地:インドネシア、フィリピン、日本
昨年オーストラリアで行われた女子バスケットボール・ワールドカップに続き、今年は男子のワールドカップが行われる。会場となるのはジャカルタ(インドネシア)、マニラ(フィリピン)、沖縄(日本)の3都市。
パリ2024オリンピックでは男女それぞれ12チームが参加して競技が行われる。
このワールドカップでは男子7チームにパリ2024の出場権が与えられる予定で、その配分はアメリカ大陸の上位2チーム、ヨーロッパの上位2チーム、アフリカの上位1チーム、アジアの上位1チーム、オセアニアの上位1チーム。日本男子「AKATSUKI JAPAN」はアジア1位を目指して戦いに挑むことになる。もしもアジア2位あるいは上位16位に入った場合は、2024年に行われる予定のFIBAオリンピック最終予選トーナメント(FOQT)に進む。
男子バスケットボール・ワールドカップは8月25日〜30日の日程で1次ラウンド、8月31日〜9月3日に2次ラウンドおよび17位〜32位決定戦が各都市で行われ、9月5日〜10日に決勝トーナメントがマニラで予定されている。
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[女子]
日程:2023年9月16日~24日
開催地:中華人民共和国、ポーランド、日本
[男子]
日程:2023年9月30日〜10月8日
開催地:中華人民共和国、ブラジル、日本
パリ2024オリンピックのバレーボールでは12チームが参加して競技が行われる。出場権獲得のための最初の予選大会となるのが、9月から10月にかけてパリオリンピック予選を兼ねて行われるワールドカップバレー2023で、男女それぞれで3つのトーナメントが実施され、それぞれの上位2チームがパリオリンピックの出場権を獲得する。
日本は男女両方の会場となっており、女子は9月16日~24日、男子は9月30日~10月8日に実施される。組み合わせ抽選は3月17日に行われる。
文:Chiaki Nishimura
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