<男子ゴルフ>日本ツアー15勝のジョーンズが逆転優勝。池村2位、嘉数は12位(NZオープン最終日)

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【誕生日ウィークに嬉しい優勝です】

■豪ア日・プロアマ形式戦「102回ニュージーランドオープン Presented by Sky Sport」3月2日ー5日 / ミルブルック(NZ・クイーンズタウン)6342yard&6204yard・par71 ▼最終日

豪州とアジア共催の「ニュージーランドオープン Presented by Sky Sport」は、4打差の4位タイから出た豪州のブレンダン・ジョーンズが、6バーディ、1ボギーの「66」をマーク。

前日3日目に「62」で急浮上した勢いそのままに、最後は2位に3差をつける大逆転を演じた。

今週3日に48歳の誕生日を迎えたばかりのベテランで、日本ツアーは通算15勝を誇るが、ホームツアーでは意外にもこれが嬉しい初勝利だ。

ジョーンズが多くの日本勢に出場を働きかけたことをきっかけに、2014年からJGTOとパートナーシップを結ぶ今大会だが、この2年は開催休止に。
「コロナで僕たちは仕事場を失いましたが、こうしてまた戻ってくることができてとても嬉しいです」と、噛みしめる。
「大好きなトーナメントのひとつ」という思い入れの試合で3年ぶりの開催復活に合わせて優勝を飾り、「日本ツアーのみんなが今年もまたたくさん来てくれた中で優勝することができて凄く幸せです」と、喜びもひとしおだった。

3打差の2位には、プロ11年目の池村寛世(いけむら・ともよ)が入った。

【池村が2位と健闘】

最終日は5打差の7位タイからスタートし、6番でダブルボギーを叩きながらも後半10番でイーグルを奪うなど、粘りを見せて「68」をマーク。

通算15アンダーで、一時は首位を捉えて大混戦に紛れる健闘を見せただけに、「ワンチャンあるかな、と思っていたので悔しい。今後の課題です」と、流れを止めた13番のボギーを悔恨するが、「ここに来る前に、日本でクラブなどを調整して、ショットもパットもだいぶまとまってきた」と、手応えもプラスに転換。

今季は、この調子で海外にも挑戦しながら「日本ツアーでは賞金王を目指す」と、目標も明かした。

昨季の比嘉一貴(ひが・かずき)はジュニア期から知る同級生で、今季は賞金王の資格で欧州ツアーに参戦しており、「自分にも可能性があるなら挑戦したい」と、思いを熱くしていた。

また、3打差の単独3位からスタートした嘉数光倫(かかず・てるみち)は、ひとつスコアを落とす通算13アンダーで、12位タイに終わった。

【嘉数は無念の12位に】

10番のバーディで、首位を捉えて一時大混戦に割り込んだが、15番で連続ボギーを打つなど1オーバーの「72」を叩いて脱落。

「今日はショットがぶれていて、バランスが悪かったので、スイッチを入れるタイミングがなかった」と、最後は忍ぶだけになってしまった1日を悔やむが「耐えて上位で戦えたこと。そこは凄く成長を感じる」と、前を向く。

「海外で優勝争いができたことはすごく良い経験。今シーズンに活かしたい」。

日本ツアーは昨季、出場わずか4戦で賞金ランク43位に入った。2季ぶりに、シード選手として挑む今季に向けても弾みがつくニュージーランドでの1週間に、「来年は優勝しに戻ってきます!」と、リベンジを誓っていた。

<JGTOメンバー最終成績>
優勝(18アンダー)ブレンダン・ジョーンズ
2位タイ(15アンダー)池村寛世
12位タイ(13アンダー)嘉数光倫
22位タイ(通算11アンダー)米澤蓮
26位タイ(通算10アンダー)浅地洋佑
35位タイ(通算8アンダー)堀川未来夢、香妻陣一朗、木下稜介
44位タイ(通算7アンダー)阿久津未来也
50位タイ(通算5アンダー)トッド・ペク

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