未来へ走るなでしこリーガー 第21回 山内恵美(女子一級審判員)
【J.LEAGUE】
―息子を応援していたサッカー未経験のお母さんが、女子1級審判員になった理由―
子育てに懸命だった山内恵美(39=女子一級審判員)は、息子たちが通うサッカー少年団が、彼らの夢を叶えるてくれる場所だと信じていた。だから、仕事が忙しくて時間に余裕がなくても、どんなに辛い時でも、サッカーに出かける子供たちといつも笑顔でグラウンドに通えた。
高校時代には柔道で全国大会に出場するほどのスポーツウーマンだが、サッカーは全く分からない。
そもそも、屋内競技しか知らないので、屋外で、しかも沖縄の強烈な日差しを浴びてまでスポーツをする環境にはどうしても馴染めない。そこで、大型免税百貨店で大手化粧品会社の美容部員として働いたキャリアを活かし、1にも2にも日焼け対策を講じ、子どもたち、コーチや審判役を務めるお父さんたちの飲み物や軽食を準備するサポートに徹した。長男が小学4年に上がった頃、ポツンとつぶやいた。
「みんなは、お父さんがコーチやってくれたり、審判を手伝っているのに、僕にはお父さんがいないから・・・サッカー行くの、なんかもうつまんなくなっちゃった」
息子を、スタンドから全力で応援していると思っていたのに、本当は応援よりも、父親と一緒にサッカーをしたくて寂しい思いをしていたなんて。初めて知らされた息子の思いに、どうすればいいのか考えるより早く、母は宣言した。
「だったら、お母さんが審判をやる。サッカーを教えるのは無理かもしれないけれど、一生懸命勉強して審判をやるから、一緒にサッカーを続けようね」
だったら・・・の後は、「練習相手になるからボールを蹴る」とか、「ビデオを回してアドバイスできるようになる」とか、スタンド側にいても見つかりそうなものだが、お母さんは「審判をやります!」と、スタンドからピッチに向かって勢いよく階段を駆け降りた。
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子育てに懸命だった山内恵美(39=女子一級審判員)は、息子たちが通うサッカー少年団が、彼らの夢を叶えるてくれる場所だと信じていた。だから、仕事が忙しくて時間に余裕がなくても、どんなに辛い時でも、サッカーに出かける子供たちといつも笑顔でグラウンドに通えた。
高校時代には柔道で全国大会に出場するほどのスポーツウーマンだが、サッカーは全く分からない。
そもそも、屋内競技しか知らないので、屋外で、しかも沖縄の強烈な日差しを浴びてまでスポーツをする環境にはどうしても馴染めない。そこで、大型免税百貨店で大手化粧品会社の美容部員として働いたキャリアを活かし、1にも2にも日焼け対策を講じ、子どもたち、コーチや審判役を務めるお父さんたちの飲み物や軽食を準備するサポートに徹した。長男が小学4年に上がった頃、ポツンとつぶやいた。
「みんなは、お父さんがコーチやってくれたり、審判を手伝っているのに、僕にはお父さんがいないから・・・サッカー行くの、なんかもうつまんなくなっちゃった」
息子を、スタンドから全力で応援していると思っていたのに、本当は応援よりも、父親と一緒にサッカーをしたくて寂しい思いをしていたなんて。初めて知らされた息子の思いに、どうすればいいのか考えるより早く、母は宣言した。
「だったら、お母さんが審判をやる。サッカーを教えるのは無理かもしれないけれど、一生懸命勉強して審判をやるから、一緒にサッカーを続けようね」
だったら・・・の後は、「練習相手になるからボールを蹴る」とか、「ビデオを回してアドバイスできるようになる」とか、スタンド側にいても見つかりそうなものだが、お母さんは「審判をやります!」と、スタンドからピッチに向かって勢いよく階段を駆け降りた。
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